勝てないバイナリー

海外サイトで人気だったバイナリーオプション。

上がるか下がるか予想するだけ、一時はFXよりもメジャーだったバイナリーオプション。

小資金を倍々ゲームで億に増やすトレーダーも出現したバイナリーオプション。

オンラインカジノにもあったバイナリーオプション。

そんなバイナリーオプション、なぜ今は廃れたのか?

投稿: 更新:2018/02/15 by

人気が下がった原因はペイアウト悪化

FXと違ってペイアウトが固定されるバイナリーは

いかに回数多く勝つかの勝負。

バイナリーブローカーが出始めてペイアウト2倍近かったころ、チャートの偏りを読めるトレーダーは簡単にハウスエッジを克服できた。

払い戻し2倍のゲームを1,000円ベットで始めると、2回目は2,000円、3回目は4,000円、4回目8,000円…勝てば投資額と純利益1,000円確保。

勝った資金は次の賭けに上乗せ。連勝できれば倍々ゲーム。

しかしバイナリーの認知度が高まってトレーダーが増えるにつれ、ペイアウトが下がってきた。2倍だったのが1.8倍、1.75倍、1.7倍と、年々ペイアウト低下。レンジ外のやり方だと0.2が0.3、0.5、0.8へと拡大。

たとえばペイアウト1.75倍だと、2.00倍と同じ結果を出すのに、負けたら1,000円+それまでの賭け金に1/0.75つまり1.33乗じて賭け続ける必要がある。1,000円のベットで始めると、2回目は1.33×1,000円×2=2,660円、3回目は(1,000円+1,000円+2,660円)×1.33=6,197円、4回目は(1,000円+1,000円+2,660円+6,197円)×1.33=14,439円

ペイアウトが低くなるとより多くの資金が必要になり、リスク増大!

上乗せなしでやると、2回目で勝てば500円純利益だが、3回目にはゼロ、4,000円を失う。マーチンゲールは2回までしか使えない。しかも2回目の純利益は250円減る。

マーチンゲールのリスク計算

ペイアウト下がるとリスクが増えると同時にリターンが減るという、二重苦。

このように、ベッテイングシステムでの攻略は、ペイアウトの要素が最も重要となる。

では、なぜペイアウトが下がったか?

なぜペイアウトが下がってきたかというと・・・

場外データで賭けを扱う呑み商売の宿命

同じ呑み商売でも、カードやダイス、ゲームルールそのものにハウスエッジを設けたカジノと違い、バイナリーオプションは市場のチャートを参照する。

つまり、確率論で制御できない賭場の外側の情報を参照する。

仕組みとしては、ブックメーカーに近い。

ブックメーカーにはオッズを付けるプロがいて、高い確率で予想を当てる。スポーツの賭けで勝ちそうなチームは、オッズが低い。

しかし勝ち負けが決まってそうな試合でも、ブックメーカーはハンディキャップを付けたり、細かい結果に賭けるベットオプション設けたりして、賭けが退屈にならないよう工夫する。色々なスポーツ、世界中の試合を扱ってるので、プレーヤーも飽きずに賭けることができる。

しかしバイナリーブローカーが扱う相場という種目には

実はローソク足さんという選手しかいないんですね!

(業者の画面はティックチャートだけど)

プレーヤーがローソク足さんだけなんで、トレードに興味ある人でないと、観戦するにはかなり退屈。

しかも、ローソク足さんの動きは独特のクセがある。

いきなり大きく動いたら引き返して戻るとか、斜めの坂は継続して昇るとか、下り坂は継続して降りるとか。

為替とか商品とか株とか、相場によって動き方は違えど、クセは消えない。それどころか金融ワンワールドな今の相場世界、市場どうしの相関関係、逆相関関係すら多く発生する。

こういったトレード攻略はネットでいっぱい出回ってるんで、ローソク足さんに詳しいトレーダーが増えてきた。

バイナリーは値幅を気にする必要なく、上がるか下がるか選択するだけだから、攻略法はFXに比べてシンプル。

こういった

ローソク足さんのクセを見抜いてしまったトレーダーがバイナリーブローカーに多く集ったら、どうなるか?

バイナリーは上がるか下がるか選択するだけだから、賭けが偏る。トレーダーが狙いやすい相場ほど、賭けが偏る。

賭けが偏ると、呑みのバイナリーブローカーはオッズを下げざるを得ない。負けとしてのレンジ外を広げるのも同じこと。

2倍だったのが1.85倍、1.8倍、1.75倍、1.7倍と、年々ペイアウト低下。

するとベッティングシステム使って勝ち越しやりにくいから、トレーダーはどんどん離れてしまう。

客が減るとブローカーは儲け得られないんで、次々撤退。

このようにしてバイナリーオプションは下火になってしまったのであった。

最近の投稿
上に戻りやす