FX知識ネタ

バイナリーオプションが廃れたワケ

勝てないバイナリー

海外サイトで人気だったバイナリーオプション。上がるか下がるか予想するだけ。一時はFXよりもメジャーだったバイナリーオプション。小資金を倍々ゲームで億に増やすトレーダーも出現したバイナリーオプション。オンラインカジノにもあったバイナリーオプション。そんなバイナリーオプション、なぜ今は廃れたのか?

目次

人気が下がった原因はペイアウト悪化

FXと違ってペイアウトが固定されるバイナリーは

いかに回数多く勝つかの勝負。

バイナリーブローカーが出始めてペイアウト2倍近かったころ、チャートの偏りを読めるトレーダーは簡単にハウスエッジを克服できた。

払い戻し2倍のゲームを1,000円ベットで始めると、2回目は2,000円、3回目は4,000円、4回目8,000円…勝てば投資額と純利益1,000円確保。

勝った資金は次の賭けに上乗せ。連勝できれば倍々ゲーム。

しかしバイナリーの認知度が高まってトレーダーが増えるにつれ、ペイアウトが下がってきた。2倍だったのが1.8倍、1.75倍、1.7倍と、年々ペイアウト低下。レンジ外のやり方だと0.2が0.3、0.5、0.8へと拡大。

たとえばペイアウト1.75倍だと、2.00倍と同じ結果を出すのに、負けたら1,000円+それまでの賭け金に1/0.75つまり1.33乗じて賭け続ける必要がある。1,000円のベットで始めると、2回目は1.33×1,000円×2=2,660円、3回目は(1,000円+1,000円+2,660円)×1.33=6,197円、4回目は(1,000円+1,000円+2,660円+6,197円)×1.33=14,439円

ペイアウトが低くなるとより多くの資金が必要になり、リスク増大!

上乗せなしでやると、2回目で勝てば500円純利益だが、3回目にはゼロ、4,000円を失う。マーチンゲールは2回までしか使えない。しかも2回目の純利益は250円減る。

マーチンゲールのリスク計算

ペイアウト下がるとリスクが増えると同時にリターンが減るという、二重苦。

このように、ベッテイングシステムでの攻略は、ペイアウトの要素が最も重要となる。

では、なぜペイアウトが下がったのか?

なぜペイアウトが下がってきたかというと・・・

場外データで賭けを扱う呑み商売の宿命

同じ呑み商売でも、カードやダイス、ゲームルールそのものにハウスエッジを設けたカジノと違い、バイナリーオプションは、市場のチャートを参照する。

つまり、確率論で制御できない、賭場の外側の情報を参照する。

仕組みとしては、ブックメーカーに近い。ブックメーカーにはオッズを付けるプロがいて、高い確率で予想を当てる。スポーツの賭けで勝ちそうなチームは、オッズが低い。

しかし、勝ち負けが決まってそうな試合でも、ブックメーカーはハンディキャップを付けたり、細かい結果に賭けるベットオプション設けたりして、賭けが退屈にならないよう、工夫する。色々なスポーツ、世界中の試合を扱ってるので、プレーヤーも飽きずに賭けることができる。

しかしバイナリーブローカーが扱う相場という種目には

実は、ローソク足さんという選手しかいないんですね!

(業者の画面はティックチャートだけど)

プレーヤーがローソク足さんだけなんで、トレードに興味ある人でないと、観戦するには、かなり退屈。しかも、ローソク足さんの動きは独特のクセがある。

いきなり大きく動いたら引き返して戻るとか、斜めの坂は継続して昇るとか、下り坂は継続して降りるとか。為替とか商品とか株とか、相場によって動き方は違えど、クセは消えない。それどころか、金融ワンワールドな今の相場世界、市場どうしの相関関係、逆相関関係すら多く発生する。

こういったトレード攻略はネットでいっぱい出回ってるんで、ローソク足さんに詳しいトレーダーが増えてきた。バイナリーは値幅を気にする必要がなく、上がるか下がるかを選択するだけだから、攻略法は、FXに比べてシンプル。

こういった

ローソク足さんのクセを見抜いてしまったトレーダーが、バイナリー・ブローカーに多く集ったら、どうなるか?

バイナリーは上がるか下がるか選択するだけだから、賭けが偏る。トレーダーが狙いやすい相場ほど、賭けが偏る。

賭けが偏ると、呑みのバイナリーブローカーはオッズを下げざるを得ない。負けとしてのレンジ外を広げるのも同じこと。

2倍だったのが1.85倍、1.8倍、1.75倍、1.7倍と、年々ペイアウト低下。するとベッティングシステムを使っての勝ち越しがやりにくいから、トレーダーは、どんどん離れてしまう。客が減るとブローカーは儲け得られないんで、次々撤退。

このようにして、バイナリーオプションは下火になってしまったのであった。

FBS

投稿: 更新:2018/02/15 by

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