銀行はビットコインを規制したがっている?

 先に中国人民銀行がビットコインを規制する方針を打ち出して、価格は一時的に暴落したものの、結局は良い押し目が出来ただけでした。
(前回の暴落とチャート形状が酷似・・・という事は・・・)
 今度はアメリカで利用が加速しているようで、ウォール街では、ビットコインのような仮想通貨は決済システムとして有望との意見も出ております。(筆者もまさにその通りだと思う)
ビットコインは決済システムとして有望-ウォール街の見方  
 さすが、アメリカのビジネスマンは先見の明があります。

日本の銀行は手数料の喰いっぱぐれを危惧?

 そんな中、日本では全国銀行協会会長から、ビットコインについて、「利用者の保護などの観点から法令上の位置づけを明確化し、適切な規制の在り方を検討する必要があるのではないか」との発言がありました。
ビットコイン「規制も必要」(NHK)
 利用者の保護云々という綺麗事を言うという事は(綺麗事は何かの隠れ蓑が世の常)、銀行手数料のかからないビットコインを敵視し、規制したがっているのでは?と穿った見方をしてしまうのは私だけ?

規制するよりも、どうせならアグレッシブに攻めて欲しいところ

 現在は、ネットを使って日本に居ながら海外でビジネス展開も可能ですが、日本から資金を海外に移動して、外貨を稼いで国内に持って帰ろうにも、手数料がやたら高いですからね・・・
 どうせなら、各国金融当局や銀行主導で、海外に資金移動する際の手数料を極小にした電子マネーでも作ってくれるといいのですが・・・そうすれば資金の流動性が高まる。
ヨーロッパでは既に、銀行手数料のかからない資金移動方法(トランスファーワイズなど)が登場しています。
今後、こういった手数料を節約しようという流れは止まらないと思うのですが。
(2014-01-18)
 

更新:2014/01/18 by

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