チャート手法戦術

全次元チャート観測システム「ヘボナッチ」

投稿: 更新:2019/02/10 by
hebonacci

ヘボナッチとは、フィボナッチ数列を利用し、相場のサポレジとその間「止まる、跳ね返る、抜ける、大きく動く」価格帯を、パッと見て分かるようにするためのチャート設定。上げ、下げ、長期、短期、あらゆるトレードで威力を発揮する。

目次

ヘボナッチのメカニズム

チャートには、市場の値決め方法に起因する、「動く価格帯」と「止まる価格帯」が存在するようになっている。トレードで利益を得るには、「上げ」か「下げ」か方向を見極め、「動く価格帯」の値幅を狙う。

何故フィボナッチ数列か?

ヘボナッチとは何か?

ヘボナッチ

移動平均線を複数本表示させただけ。

通常の移動平均線の使い方は、方向を見てトレンドを認識したり、線と線が交差するのを見てエントリーと決済の判断に使う。たとえば線を2本表示させ、「上に抜けたら買い、下に抜けたら売り」、といった感じ。

ヘボナッチはそのようには使わない。線が線を抜けるのを待ってたのでは、遅すぎる。ヘボナッチでは移動平均を、重要なサポレジを見つけるために使う。実際のエントリーは、ローソク足の動きを見てやる。

万物の法則を利用する

トランプの黄金比

この世の万物は「渦巻きの法則」が適用される。マクロでは銀河の運行から、太陽系の運動、ミクロでは巻貝、草木の形状、ヒマワリの種の配列、ニンゲンの体、血液の流れ、風呂の栓を抜いた時の渦。

この世のあらゆるものは渦巻き形状で構成される。フィボナッチ数列とはこのような「渦巻き形状」の法則を数値化したものであり、自然界で比率がパターン化されていることから、「黄金比」とも呼ばれる。

経済も然り。世界経済の実態。ドルを元手に通貨どうしを交換して海外株を買ったり売ったり、債権を買ったり売ったり、ドルに戻して金を買ったり売ったり。カール・マルクスが資本論で指摘したように「資本」というものは、たとえば「金」なら「金」のまままでずっとそのまま置いておかれるものではない。あらゆるものにカタチを変えながら、変化しながら世界を巡ることで、世界経済が成り立っている。

自然法則がフィボナッチ数列に基づくものならば、経済の法則も同じではないのか?株やFX、先物のチャートは個別の平面ジグザグで表示されるが、経済の実態は「資本のらせん運動」ではないのか?らせん運動が経済成長(または衰退)の実相なのではないか?チャートに自然界を構成するフィボナッチ数字を用いれば、現在の方向性を認識し、近未来での変化も見抜けるのではないか?と考えた。

ヘボナッチの性質と効果

ヘボナッチの性質

  • 移動平均線とは設定した期間での終値を平均したものである。
  • つまり、過去に売りと買いが決着した価格を結んでいったもの。
  • ということは、移動平均線付近は過去のオーダーが多く溜まっている。
  • オーダーが多く溜まっているところでは、いったん値動きが止まる。
  • 値動きが止まるところでは、反転して戻ってくる可能性が高い。
  • 逆に、オーダーが溜まったところを抜けると勢いが付き、値が大きく動く。

使い方の例

たとえば、日足で下降トレンドを読み、1時間足で注目すべき抵抗を読む。5分足で抵抗を抜けるところを、エントリー。

ケース:ドル円日足

ドル円日足

ヘボ線のあたりを遡ってみると、過去に多くのローソク足がツンツンしていたところであるのが分かる。ヘボ線を辿ってサポレジを見つけると、ライン引きの作業が早い。

ケース:ドル円1分足

ドル円の1分足

スキャルにも使える。複数のヘボ線が集まっていると、オーダーが溜まっているため、抜けると一気に大きく動く。この例では20ピプス~30ピプスが狙えた。

ケース:ブレグジットのポンドル5分足

ポンドル5分足

似たケース。「EU離脱か?存続か?」の結果待ち状態でオーダーが拮抗し、溜まっていたのと、結果公表により「成行き売」が大量に参加したので、大きく狙えた。

次、

設定方法と使い方

設定方法

移動平均の「期間設定」は、オカルト的に「フィボナッチ数列」を使う。数値は下の表から拾う。

フィボナッチ数列WIKI

フィボナッチ数

どの数字を拾うかは、設定してみてチャートを見ながら、最終的には自分で使いやすいのを選ぶ。例えば”55、233、610、987、1597、2584”の6本を設定する。これだけで1分足から週足まで、全ての観測をカバーできる。

ヘボナッチ・トレードの実践3ステップ

  1. 時間軸をいろいろ切り替えてみて、チャート形状やローソク足形状を観察し、長期の方向性・中期の方向性・短期の方向性をざっと見る。
  2. 次に過去のジグザグの上下幅と切り返し位置、当たっているヘボ線を見て、「効きそうだな」と思うヘボ線の現在位置にラインを引く。どの時間軸のヘボ線が効くかは相場の時と場合によって異なるので、時間軸を切り替えて見る他ない。
  3. もう一度時間軸をカチカチと切り替えて確認しながら、どこでエントリーしてどこで決済するか、トレードのシナリオを練る。

といった感じ。まずは小さくテストを重ね、チャートの動きを認識することに慣れる。最終的には、相場師としてのカンの勝負!

最後に

MMT4とMT5での設定方法

メニュー選択

上のメニューから 挿入 → インディケータ → トレンド → MovingAverage と選んで

期間の設定

期間と線の色を設定します。

すべて設定が終わったら、メニューの チャート → 定型チャート → 定型として保存 をやっておく。

すると、どの通貨ペアでも、ヘボナッチを表示させることができる。

お試しあれ!

xm

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