われらがヒゲの隊長曰く、
「撃ち落とさなければ、日米同盟どうなる」外務副大臣
佐藤正久・外務副大臣(発言録)
北朝鮮から日本の上空を飛び越えてグアムの方へ(ミサイルが)行く。そういう時、日本の自衛隊は本当に撃ち落とさなくていいのか。日米同盟の真価が問われている。リスクを共有しない同盟はない。朝日新聞Digital
ホントに撃ち落とせるのか?というと
ミサイル防衛(PAC-3)無効論を斬ってみる
PAC-3は北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃できるのか?
現在、北朝鮮が撃つぞ撃つぞと言っているミサイルは、ムスダンです(参照)。日本にとっても脅威ですが、これはおそらくグアム攻撃用。
北朝鮮の弾道ミサイルで我が国に直接的な脅威を与えているのは、射程約1,300kmのノドンです。このノドン、発射から7~10分ほどで着弾します。終末速度は秒速約3,500m(マッハ10)です。
PAC-3は射程20km、射高15km、速度は秒速1,700m(マッハ5+)です。ノドンの終末速度よりも遅いですが、だから迎撃できないと思うのは大間違い。PAC-3はヘッドオンでこちらにまっしぐらに向かってくるミサイルを撃ち落とすものです。防護すべき拠点からそれたり、上空を通過する標的を追いかけて撃墜するものではありません。
「ダルビッシュ投手のボールの50倍の速度のミサイルを迎撃できるわけない」とトンチンカンな話を聞きましたが、構えたキャッチャーミット付近に向かってくるボールにキャッチャーミットをあてることは難しいことではありません。だいたい、ダルビッシュのボール50倍の速度というと、秒速約2,080m(マッハ6)です。ノドンの速度にも達していないスカッド程度の話なら、PAC-3単独で迎撃可能ですね。海国防衛ジャーナル
・・・ムリじゃん。
では、なぜ「撃ち落とさなければ」発言が出るかといえば、
最近のアメリカの動きは非常に分かりやすい。最近、アメリカ政府が「北朝鮮との全面戦争のカード」を頻繁にチラつかせているが、その理由はアメリカの年度末(決算日)が9月の末日に迫っているからだ。
ベンジャミン・フルフォード・レポート
このような米国の事情があり、
防衛省、地上配備型イージス導入へ 対ステルス機レーダー試作に196億円 平成30年度概算要求防衛省がミサイル防衛(MD)強化に向け、イージス艦の迎撃システムの地上配備型である「イージス・アショア」を中心とした新装備の取得を平成30年度予算案の概算要求に盛り込む方針を固めたことが17日、分かった。ステルス機や弾道ミサイルの早期発見のため、国産の次期警戒管制レーダー「MIMO(マイモ)」の試作費約196億円も計上する。政府関係者が明らかにした。
という、毎度の事に。
で、相場の方は
①銀行主導でJ-REITバブル→②株バブル→③あぼん
の順番でゆくとすると、やっぱ半島で事が起こるのは来年?本チャンのバブルになるとすれば、その間に円高へ?
ドルストレートのドル円がJPY/USDでない理由(為替の歴史から)