取引所に上場した途端に暴落の、Gackt コインことスピンドル。タダのカソウツウカ詐欺で済まず、ナイス熟女な総務大臣のダンナが大損、KY庁に圧力かけたとか噂で、大ごとに。これ、面白いので、ちょっと考えてみた。
他人のカネで勝率100%のオプションする、店頭デリバティブ事件。
デリバティブとは、基礎となる金融商品(原資産)の変数値(市場価値あるいは指標)によって、相対的にその価値が定められるような金融商品をいう。
店頭デリバティブ(てんとうデリバティブ、英: Over-the-counter derivatives)とは証券取引所などの公開市場を介さず、当事者同士が相対で取引を行うデリバティブのこと。
オプションとは、ある目的物(原資産という)を、一定期間後の特定日(清算日)か、あるいは種類によってはそれ以前で条件が満たされた時点で権利を行使し、特定の価格で買い付ける(又は売り付ける)ことのできる権利をいう。原資産を買う権利についてのオプションを「コールオプション」、売る権利についてのオプションを「プットオプション」と呼ぶ。
要は、上がるか下がるかの「賭け」。それを店頭で扱う。対象が何であれ、賭けであることには変わりがない。こういう賭け、投資ファンドはヘッジに使う。で、賭場の儲けは、客にもらう手数料。勝ち負けの基準になる、原資の価格変動のデータは場外から仕入れるから、ほんらい呑み商売でやるのは、リスキー。でも、日本では、FXから先物から、いろんなものが普通に店頭デリバティブなのですね。店頭デリバティブ大国。どこからリスクに見合った儲けを得るのだろう?。
ところが、自分がその商品の原資の発行主で、その原資がどういう行方を辿るか、未来の絵が見えてると、ノーリスクでぼろい儲け方が出来ちゃう。インサイダー取引ですね。
客にはコール(買い)させて、自分は客のカネでプット(売り)する。無敵のオプション取引。で、上場するときにトンズラ。カソウツウカなんて、原材料費はロハですから。粗利99%なんて、すげー。オラなら、使ったタレントに対する経費は、「プレセール通貨あげるから、自分で上手く売り抜けてね!」で節約するナ。これ、客には1%返すだけなんですね。今後の値動きは分からんけんども。
ニッポンのカソウツウカデリバティブ法制には、抜け穴と落とし穴の両方がある。無登録業者がデリバティブしたスピンドルは、上場した途端、プレセール無法状態から違法状態に化けるカラクリ。当然暴落することを想像したヤツもいただろう。規制絵図を描いたやつとか?怪すぅーい。
絵図が見えてしまったICOブームは、もう終わりだろう。ワザとそういう絵図が見えるように、もっとでかい絵図を描いてるヤツがいるのだろうけど。
”Spin control”と”Swindle”で、SPINDLE、成程。