相場は予定どおりメリークルシミマースのまま年越し。TVでトランプが登場した映画「ホーム・アローン2」が放映されると、米連邦政府が閉鎖。トランプがWhite Houseでホーム・アローン。冗談のような煽りで米国主導の暴落。これで終わりか?終わりとは思えない。今後のヘボ予想。
ヘボヘボ株価占い
日経平均週足
ヘボ曲線とヘボ・リトレースメントをあてたヘボヘボ予想では、まだ下値余地があると見る。2016年、前回の「押し」では、回復に半年ぐらいかかってるので、スグの事にならんでしょう。半値戻してまた落ちてジグザグ。18500あたりに来れば、買ってみたい。で、上手く上に抜けると、アレだ。二度と戻れない相場。
何故クリスマスに合わせて暴落だったのか?一昨年のビットコインのように。この世に偶然など何一つ存在しない。そうなると、行く末も予想できる。
相場は必ず間違う
米国ではFANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)が含まれるSP500の落ち方が特に酷い。昨年ジョージ・ソロス氏は「フェイスブックとグーグルはフェイクニュースを流す。民主主義の脅威だ!」と、自身が持っていたFB株を全て売却。
週足
まだ2250あたりまで行くと思う。
・・・
1992年、英国を金融危機に追い込んだジョージ・ソロス。
1990年、EU加盟の英国は、ドイツ基準の欧州為替相場メカニズムに参加。英国病。空前の不景気。加盟のため高い金利を維持せねばならず、失業率が上昇。
目ざといおっさんは、不景気なのにレートが高いスターリング・ポンドに目を付けた。空前の空売り。ありったけの資金で無慈悲な売り浴びせ。財務省は対抗し金利を引き上げる。それでもチャートはみるみる下がる。国の資金は底を尽いた。
次の日、英国は欧州為替相場メカニズムを脱退。しかし脱退することで英国経済は回復することが出来た。
彼は予め財務省の資金量を知っていた。相場でエッジを見つけると、エゲツない賭けに出る。やることがやることなんで、おっさんはネット上で「グローバリストの権化」みたいに書かれる。
が、もともとソロスは投資家になるつもりはなく、哲学者志望だった。グローバリズムを、自身が支持する「開かれた社会」のイマイチ・バージョンと批判する。
ジョージ・ソロスは、非常に成功した投機家として、あるいは、まだゲームが有利なうちに手を引く賢明さを具えていることで、その名を知られている。現在、彼の得た大金の大半は、途上国と新興国の社会が「開かれた社会」になるために使われている。ここで言う「開かれた社会」とは、商業の自由のことだけを意味しているわけではない。もっと重要なこと、すなわち新しい考え方や、自分とは異なった考え方や行動に対して、寛容の心を持っていることを意味している。・・・第12代FRB議長ポール・ボルカー。
「ソロスの錬金術」
「開かれた社会」は、本質的にはグローバリズムよりもトランプの支持層である米国中間層の「リバタリアニズム」に近い。ソロス氏は、グローバル市場でエゲツなく稼いだカネを自身の「哲学」の実践に使うという、カッコエエおっさんなのである。
ぜひ「閉じられた社会」ニッポンの株価バブルとその崩壊で活躍してもらいたいものだ。近未来。哲学など持たない、コンプラコレクトネス、高学歴ダサダサおっさん達が忖度し合うニッポンの「おっさん社会」は過去のものとなる。