こりゃ、終わったな。トランプ支持派からは批判の多いジョージ・ソロスだが、彼のスゴいところは、大乗仏教で言う「空の理論」を自力で悟り(ソロスの再帰性理論)、投資に応用し、実践し、大儲けしたこと。
ソロスの再帰性理論とは?
再帰性理論とは何か?人間が社会的に行う行為は、「認知機能」と「操作機能」に分ける事が出来る。
相場でいえば、株を評価して、買う。マスコミが報道し、皆が評価すれば、株価が上がる。しかし皆が買い上がりすぎると、バブルが弾けて暴落する。「ビットコインは未来の通貨だ!」と買ってみた。マスコミが報道し、皆が評価し出すと、レートが上がる。しかし皆が買いすぎると、バブルが弾けて、暴落。
これらの場面で「評価する」というのが認知行為、「買う」というのが操作行為。相場においては認知と操作は連鎖する。皆に連鎖するから、値が決まり、相場が動き、ボラティリティが発生する。
極端に言えば、相場は皆が間違いをやらかすから、動く。
マチガイの認識がマチガイの選択を生み、マチガイの選択がマチガイの認識を生み、マチガイの認識がマチガイの選択を生む、ループ現象。罪の連鎖。故にタテマエの経済理論は効かず、相場はバブルと暴落を繰り返す。
すなわち「相場は必ず間違える」。ソロスはそこを本命に賭ける。
これまでソロスは16歳のカワい娘ちゃんとか、ヘッジである偽リベラルな民主党寄りの(中国寄りの)立場を見せてきたが、とうとう本命を語りだした。言える事は、「海外投資から逃げろー!」。特別に日本の投資家は、金融体制維持のために世界中でじゃぶじゃぶ刷られたカネが「世界の債権国」へ還元し、グローバリズムが最後の最期を迎える。要警戒。
次は何か?他でもない。日本バブルです。空高く持ち上げて、「叩きのめす為」の。