不動産王で知られるトランプ米大統領。実は経営破たんを繰り返しているというのは、有名な話。
最も大きな失敗。80年代、父の資金をもとに不動産業を営む若かりしトランプが参入を試みたのが、華やかなカジノ・ビジネス。
トランプ・プラザ、キャッスルなど複数のカジノを運営。1990年に世界最大のカジノリゾート「タージ・マハル」を、アトランティックシティでオープン。ところがすぐに経営が行き詰まる。
トドメを刺したのが、1992年パパ・ブッシュ政権下で制定されたPublic law(公法、連邦法)102。
Professional and Amateur Sports Protection Act。「スポーツの健全化のため、ギャンブル禁止します法」
スポーツ賭博を扱うカジノ業界全体が、モロに影響を受けた。トランプのカジノは、新たにオープンしたホテルを含め、全滅。
しかし国民がギャンブルをヤメるワケはなく、逆に違法カジノがあちこちに跋扈。さらにネット時代。海外オンラインカジノでみんな遊びだした。
タテマエ善一辺倒のネオコン派エリート達によって真冬に追い込まれた、米国のカジノ産業。
しかし善一辺倒のエリートたちは、税金を使って人殺し戦争ビジネス。金融カジノに熱中する。ネオコン自体が、主張が反共産主義なのに、キレイゴトのおせっかいで規制を作りながら私腹を肥やしてる点で、旧ソビエト共産主義とそっくり。いくら看板変えても、言ってることとやってることを観察すれば、根っこの思想がまったく同じなのがバレる。もっと時代を辿れば、カトリックの坊さんたちを禁欲で小児性愛に追い込んだのと同じ思想。
禁欲の偽善(法律)が犯罪を産む。
ちなみにニッポンだと、旧カトリックと旧寺社勢力と軍国主義と今の官僚支配は同じ。日本の行政は、ネオコン派と思想が同根。ウラで何やってるのか怪しいもんだ。遠まわしに日本が攻撃されるワケ。
2016年の大統領選。ネオコン派キラリーと、元カジノ王トランプ、どっちを選ぶかの選択。言い換えると、人殺しとギャンブラー、どっちを選ぶか?という選択。国民はギャンブルを選んだww。
話を戻し、Public law102で真冬に追い込まれたカジノ業界。アデルソンさんがネオコン議員に資金投入してオンラインカジノ禁止法を成立させたのも、まぁ、納得。酷くなったところに、さらに市場を食われたのだった。
最高裁判所は今年の9月27日、Public law102を、そもそもが憲法違反と結論付け、廃止。
トランプは自身のカジノを破産に追い込んだこの法律Public law102に相当恨みを持ってたハズ。復讐を果たしたのだ。
足かせが外れた米カジノ業界。あちこちの州でスポーツ賭博の解禁が進む。広いアメリカ。今時いちいち店舗に行って賭ける必要ないから、スマホでギャンブル。
トランプの復讐で、アメリカはカジノ天国になる。