オッズの読み方と1試合の中での賭けの種類と賭け方。ブックメーカーは賭けた時点のオッズで払い戻される。これだけ知っておけば、すぐにブックメーカーで賭け始めることが出来る。
目次
オッズの読み方
オッズはデシマル、フラクショナル、アメリカンの3種類で表示される。表示は自分の読みやすいものに切り替えることが出来る。
1.デシマル(倍率)表示オッズ
国内の公営ギャンブルでおなじみの表示形式。賞金倍率の数値で表される。たとえば
1.25(Aチーム勝ち) 6.00(引き分け) 10.00(Bチーム勝ち)
の場合で払い戻し計算。賭け金額×オッズ。たとえばAに100ドルベットして、当たれば125ドル。
オッズを確率に変換
胴元がどれだけの勝率(確率)を予測してるかは、1÷デシマルオッズの計算をすれば分かる。これが覆される試合が見つかればラッキー。
2.フラクショナル(分数)表示オッズ
1/4(Aチーム勝ち) 5/1(引き分け) 9/1(Bチーム勝ち)
払い戻し計算。賭け金額+賭け金額×オッズ。フラクショナル表示はヨーロッパのブックメーカーで一般的。分子が配当、分母がベット額の各割合を意味する。
オッズを小数表示に変換式するには (分母+分子)÷分母。Aチームのオッズをデシマルに変換すると、(1+4)÷4=1.25倍。
3.アメリカン表示オッズ
-400(Aチーム勝ち)+500(引き分け)+900(Bチーム勝ち)
100を基準として考える。+表示(賞金額を示す)か-表示(ベット額を示す)かで、払い戻しの計算方法が異なる。
計算のやり方。
+表示オッズに賭ける場合
100ドルで賭けた賞金は、Bチームに100ドルベットすると、100ドル+900ドル=1,000ドルの払い戻し。
デシマル表示への変換は、(オッズ+100)÷100=小数表示。ここでは(900+100)÷100=10倍。
-表示オッズに賭ける場合
こんどは賞金額を基準に見る。オッズの額をベットすると、100ドルの賞金が得られる。例では、Aチームに400ドルベットすると、400ドル+100ドル=500ドルの払い戻し。
デシマル表示への変換は (オッズ+100)÷オッズ。ここでは(400+100)÷400=1.25倍。
賭けのタイプが3種類
「1×2」「ハンディキャップ」「トータル」
2チームの勝ち負けに賭ける場合でも、賭け方は1種類とは限らない。サッカーでAチームとBチームの試合に賭ける場合、オッズの表示が3つ出てきた。
- 1×2は、Aが勝つか、Bが勝つか、あるいは引き分けを選ぶ、単純な賭け。
- ハンディキャップは、AとBに実力差がある場合、ハンデが付けられた賭け。
- トータルは、チームのゴール数が表示された数より多いか少ないか選ぶ賭け。
これらの呼称は各ブックメーカーほぼ共通だが、異なる場合もある。ピナクルでは1×2をマネーライン、ハンディキャップをスプレッドと表示。ハンディキャップとトータルは、複数の数値から選択できる。
1×2とトータルは、迷う事は無いだろう。
ハンディキャップの解釈
ハンディキャップでは、ハンデが表示されたチームの得点からハンデを引き、勝ち負けが判定される。ドロー(引き分け)の選択は(殆ど)無い。まれにハンデを含めて引き分けが成立する場合、賭け金が返される。例えばAチームにハンデが2付いた場合、2-0では引き分けなので、賭け金が全額返される。準引き分けでハンデに少数が含まれる場合は、少数分%(半額)が返される。
and表示
○○and○○という表示に賭けを行うと、2つのハンディキャップの賭けに、半分づつ賭けることになる。上の表示では、ホッフェンハイムに100ドル賭けると、50ドルがハンデ1点、50ドルがハンデ1.5点に賭けられる。
ドローは返金
オッズの選択でpk(pk and 1.5など)は、「ハンデなし」を意味する。0やDraw No Betも同じ。この場合、ドローなので、賭け金が返される。ただしandが付いている場合は、半額だけが返される。
注意点
ライブ(中継)でハンディキャップを賭ける場合、賭け時点までの得点はすべて無視される。Aチームが既に2点得点したからと、ハンデ1の賭けに参加しても、更に1点得点しないと負け。
2種類の賭け方とやり方
シングルとマルチ
賭けたい試合が複数見つかったとする。1試合ごとに賭けるのをシングルと呼ぶ。
ところがブックメーカーでは、複数試合をまとめて一つの賭けにしてしまう、自分でtotoくじを組むような賭け方が出来る。これをマルチと呼ぶ。勝率は確実に落ちるが、高配当を狙える。
具体的賭け方
まず、シングルでの具体的な賭け方。
種目を選択し、試合を探す。ライブとは試合中に受け付けている賭け。真ん中のタブで日程、大会、チーム名などから検索する。プレミアリーグ、マンU対チェルシーにベットしてみる。
試合名の横の1×2は左から表示順に、1がマンUの勝ち、×が引き分け、2がチェルシーの勝ち。表示はホーム・引き分け・アゥエーの順。
2.25、3.20、3.25の数字はオッズ(デシマル)。オッズは時間の経過とともに変化する。払い戻しは賭けた時点でのオッズが採用される。
ベットスリップ
ページの右側「ベット詳細」と書かれている所に、賭けたオッズとベット額がまとめて表示される。このベットスリップでベットを行う。
マンUの勝利にベット。左のオッズをクリックすると、右のベットスリップに表示される。赤枠のところにベットする金額を入力し、払戻額が表示される。このままベットしても良いし他の賭けも探して、まとめてベットしても構わない。
賭けを行うには「ベットを行う」をクリック。
追加ベットオプション
試合中の細かな結果にも、賭けを行える。オッズ表示の右側の「+189ベット」という数字がある場合、勝ち負けの選択の他に、189種類のベットがある。
正しい最終結果での予想。マンU4点、チェルシー0点にベットしてみる。細かな予想ではペイアウトが高くなっており、ここで当たれば払い戻しは51倍。クリックするとベットスリップに追加。
他のベットオプション。
前半・後半の予想
コーナーキックの予想
ゴール数についての予想…まだまだある。
ベットを行う
ベットスリップで「ベットを行う」をクリック。
キャッシュイン
ベットした試合は右側の「オープンベット」に表示され、もはや取消しは出来ない。しかし「キャッシュイン」と表示されている間は、表示額で権利を売却することが出来る。
但し、キャッシュインが表示されるのは人気の高いゲームに限られる。試合が始まってしまうと、キャッシュインは表示されない。
ライブ中継
試合が始まると、途中経過が中継される。
試合結果の確認
結果の確認は、トップページの「結果」のところで。
がーん!全て外れ。
マルチの賭け方
賭けたい試合のオッズを複数選択。今回は5つ。
次にページ右側ベットスリップの下の方を見る。
複数の試合を選択したら、ベットスリップに「マルチ換算」項目が現れる。
上から順に
アキュムレーター(パーレイ、コンボ)
「計算機(5)」とあるのが、アキュムレーターの5つ賭け。
5つ全ての予想が当たった時に払い戻される賭け方。ミックス・パーレイ、コンボとも呼ばれる。
選択した5つのオッズを乗じた数値が払い戻し。オッズ22.19倍なので、20ドル賭けて443.71ドルの払い戻し。
ダブル
5つの試合のうちどれか2つが当たると、配当を受けられる。
2つあたりの組み合わせが10通りあるから、10ベット全てで1単位(10ドルと入力すれば、ベット額100ドル)となる。
トリプル
5つのうちどれか3つ当たると配当を受けられる。
この場合も10ベット全てで1単位の賭け。
4倍
5つのうちどれか4つ当たると配当。
組み合わせ5ベットで1単位の賭け。
カナディアン
ダブルの10ベット+トリプル10ベット+4つの試合が的中した時の5パターンのベット+5つ全てが的中した場合の1ベットの、合計26ベットに一度に賭ける。
よって2試合以上当たれば、配当を受けられる。この賭け方は「スーパーヤンキー」とも呼ばれる。なぜそうなのかは知らない。
ラッキー31
これも複合した賭け方。
カナディアンの26ベットにシングル5ベットを加え、31ベットに賭ける。よって、1つでも当たれば配当を受けることが出来る。
ややこしく感じるかもしれないが、
- 全ての賭けを当てる賭け方(最もハイリターン)
- 全ての組み合わせから当たり個数を当てる賭け方
- 上記を複合した賭け方(バリエーションあり、上記よりリスク減・配当減)
の3パターンがあるというだけ。