ルーレットはいろいろな賭け方ができるゲーム。一攫千金を狙ったり、期待値の高い賭け方でコツコツ稼いだり、その人なりのスタイルでゲームを楽しむことが出来るのが魅力。
目次
賭け方の基本、アウトサイドとインサイド
基本となるインサイドとアウトサイドの賭け方。あとは、組み合わせでいろいろな賭け方が出来る。
黄色のところがインサイド。青のところがアウトサイド。
インサイドベットの種類
ストレート
1つの数字にチップを置いてベット。0はストレートでしか賭けれない。勝率2.7% 賞金35倍(払い戻しは36倍)
スプリット
2つの数字をまたいでベット。勝率5.4%、賞金17倍(払い戻しは18倍)
クォーター
4つの数字にまたいでベット。勝率10.8%、賞金8倍(払い戻しは9倍)
ストリート
列の外に引っ掛けてチップを置き、3つの数字にベット。勝率8.1%、賞金11倍(払い戻しは12倍)
ライン
2列に跨いでチップを置くと、6つの数字にベットできる。勝率16.2%、賞金5倍(払い戻しは6倍)
アウトサイドベットの種類
ダズン
1~12、13~24、25~36の、それぞれ12個づつの数字に、まとめてベット。勝率32.4%、賞金2倍(払い戻しは3倍)
カラム
縦の12の数字の列にベット。勝率32.4%、賞金2倍(払い戻しは3倍)
前半の数字・後半の数字
1~18、19~13の、18個の数字に、まとめてベット。勝率48.6%、賞金1倍(払い戻しは2倍)
イーブン、オッド
出目が奇数か偶数かの賭け。勝率48.6%、賞金1倍(払い戻しは2倍)
赤、黒
出目の数字の色が赤か黒かの賭け。勝率48.6%、賞金1倍(払い戻しは2倍)
回転盤の数列に着目する
ウィール(ルーレットの回転盤)の物理的な癖を観察して、球の落ちやすいところに賭けるという戦略。オンラインのルーレットには、組み合わせを記憶させたり、ボタン一つでこれらの賭けができる機能が付いている。
Voisins du zero
Voisins に該当するすべての数字 (22、18、29、7、28、12、35、3、26、0、32、15、19、4、21、2、25) のすべてに賭ける。すべての数字に対する割合は17/37で、9 枚のチップを使う。
4/7、12/15、18/21、19/22、32/35 にそれぞれ 1 枚スプリットベット、0/2/3 (ストリートベット) に 2 枚のチップ、 25-29 に 2 枚のチップ (コーナーベット) を置きく。
- 4, 7, 12, 15, 1, 19, 21, 22, 32, 35:17 ユニット (17:1) + 1 チップ:17 + 1 - 9 =利益9 チップ(払い戻し18チップ)
- 0, 2, 3: 22ユニット (11:1) + 2 チップ:22 + 2 - 9 = 利益15 チップ(払い戻し24チップ)
- 25, 26, 28, 29: 16 ユニット (8:1) + 2 チップ: 16 + 2 - 9 = 9 チップ(払い戻し18チップ)
Tier du Cylindre
6 枚のチップを使って27, 13, 36, 11, 30, 8, 23, 10, 5, 24, 16, 33 にベット。
チップをスプリットで 5/8, 10/11, 13/16, 23/24, 27/30, 33/36 に1枚ずつ置く。純利益は 17 + 1 - 6 = 12 チップ(払い戻し18チップ)。したがって配当は 12:6 または 2:1。
Orphelins
17、34、6、1、20、14、31、9 の8つの数字にベットする。
5枚のチップを使い、1にストレート1枚、スプリットを 6/9, 14/17, 17/20, 31/34 に1枚ずつ。17は2つのスプリットベット (14/17 と 17/20) にかかる。
勝ちの数字が以下の場合
- 1:35 チップ (35:1) + 1 チップ:35 + 1 - 5 = 31 チップ(払い戻し36チップ)
- 6, 9, 14, 20, 31, 34:17 チップ (17:1) + 1 チップ:17 + 1 - 5 = 13 チップ(払い戻し18チップ)
- 17:34 チップ (17:1) + 2 チップ:34 + 2 - 5 = 31 チップ(払い戻し36チップ)
ネイバー
ある数字とその左右両隣の数字5つに賭けるベット。5枚のチップを賭ける。
たとえば「8 のネイバー」は、プレーヤーが 11-30-8-23-10 の 5 枚連続の数字 (8 が中心) にベットを置くことを意味する。
利益は 35 + 1 - 5 = 31 チップ(払い戻し36チップ)
ファイナルベット
下桁が同じ数字にベット。たとえば、「ファイナル 5」 は、5, 15, 25, 35 へのベット。
0、1、2、3、4、5、6が下一桁として選択されているときは、4つのチップを設定。各数字の1チップはストレートベットとなる。
いずれかの数字が当たると、その数字に対する通常のストレートベットの賞金が得られる。利益は 35 + 1 - 4 = 32 チップ(払い戻し36チップ)。
ただし下一桁として7、8、9を選択した場合、ベットには3チップ設定となる。1チップはストレートベット。したがってこの場合の利益は 35 + 1 - 3 = 33 チップ(払い戻し36)。
偏りを見て、波を読む
よく使われるルーレット攻略は「確率期待値」。たとえば「もう5回続けて黒が出たから、次はきっと赤の可能性が高い」と。ルーレットをやり出すと、誰でも考える。ライブだと様子見が出来るし、ソフトにも空スピン出来るゲームもある。同じ目が何度も続いた後、逆に賭けてみる。負けたら倍賭け。だが、落とし穴がある。
たとえばソフトゲームには出目を制御して平均化させる乱数プログラム(ランダムナンバージェネレーター)が使われている。そこで3回、4回と続けて同じカラム・ダズンに出目が集中すれば、次は別の集団の数字に落ちる「確率期待値」が高くなると、プレーヤーは考える。
そこでまず考えるのが、落ちた出目と逆に賭ける戦術。たとえば黒が5回続いたら赤に賭けて、外れたら負けを取り返すために賭け金を倍以上にして再度賭ける。しかし同じ賭け方でいつも勝たれたのでは、カジノは破たんする。乱数プログラムはそんな短期で確率を収束させるようには出来ていない。20回、30回と、ありえねぇ回数で黒が続く可能性もある。
実際は100回続けて黒が出ようが、次に赤が出てくる確率は、常に同じ18/37なのだ。波を読むしかしょうがない。相場のレンジとトレンドのようなもので、一度トレンドが出ると、続く可能性もある。黒が続くのなら、次も黒の連続に賭けたり、数字の偏りを見て、配当の大きい1点ストレートベットを組み合わせてみる。カジノ側がランダム制御だから、プレーヤーもランダムに攻める必要がある。