世界中の投資家やアナリストが「債券と株が暴落するぞ!」と言ってる。金融の総本山、ロスチャイルドも「金に逃げろー!」投資家に警告。ところが金(ゴールド)の価格は、これから大暴落するようだ。金だけではない。これからの資産バブルと崩壊の急展開。小さな資金で大きな値幅、狙えるか?ビッグマネー。
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GOLD BUST!
なぜ登録したのか忘れたが、米国のDENT RESARCHという投資顧問のメルマガが毎日届くので、ちらっと読んでた。
「おそろしく予想が当たる」と世界的に有名な、ハリー・デントというおっさん。相場予言師デント氏が運営する、投資顧問。80年代には、ニッポンのバブル崩壊を当てた。
デント氏は、相場の長いサイクルを参照、大きな値幅を、予言する。これまで株価が高かったのは、単純に、お金を使う世代の人数が多かったからだと。人が最もおカネを使う時期。20代で異性と気持ちいいことして、「オギャー」と赤ん坊が産まれて、その赤ん坊が成長して社会人になる手前。ベビーブーマー世代が46歳になったとき。46歳人口が多いときに、自然のサイクルとして、世間に出回るおカネの量が増える。資産価格が上がる。おカネを使う時期が過ぎると、資産価格は下がる。相場には不変の長期サイクルが存在する。
デント氏から「ダウが暴落するぞー!暴落するぞー!」と、ずっとメルマガが届くんだが、なかなか暴落しないんですね。なかなか実現しないと、気分が冷めてしまう。しかし長期スパンの予想だから、誤差も大きい。当たると、とれる値幅は、バカでかい。
今回送られてきたのが、
というe-Bookのセールス。
金の延べ棒なんて、これから暴落する前にとっとと売っちまえ!
という内容。がーん。5ドル弱と、安い。つい買ってみた。1か月間お試しで、会員サイトのレポートも読める。(ただし、英語。79ドルで1年会員、どちらか選べる。実はメイン商品は会員レポート。)
「BUST」というのは、金の胸像でも、女性のおっぱいのことでもない。カジノのブラックジャックでいう、バスト。「破たん」といった意味。これから金が暴落するという、意外な情報。
いつもデント氏は強気で予言するが、今は自信満々というか、他のアナリストたちに対して「ザマアミロ」といった態度。誇大すぎる。
いよいよ予言成就の時だ!オレは今まであんたが一度も経験したことのない、歴史上最大の儲けを実現させてやるから、黙ってオレに着いてこい!
といった感じ。
「金に逃げろ!」というアナリストたちをGold Bugs(金のムシ)扱い。DENT RESARCHの会員になるとThe Two Hour Work Year.年2時間労働だってww。世界的投資顧問会社なのに、無茶苦茶だ。
相当自信があるんだろう。
会員向けレポートでは、興味深い情報。なぜトランプが産油国にめっぽう強気に出れるのか?具体的理由。ドル覇権が終わっても、むしろ米ドルが価値を持つようになる。
で、この秋から、いよいよ来そうだな、という事なんですね。何に対してBUST(破たん)かというと、資産バブル。世界連鎖的に起こる。
投資家が退避先と考えてるGOLD市場も、例外ではない。
資産バブルは911に始まり、これから暴落へ。
レポートをざっと読んで、今の金価格も、資産バブルの一つに過ぎないことが解った。暴落がいよいよ来そうだということも。株よりも先に。
株価は、米国も日本も、不景気関係なく、不自然に上がってる。株が上がってゆけば、投資を控えていたファンドの資金は、そっちに戻る。金と違って、利ざやが取れるから。回復できないデフレの中、市場を移しながら回る、サル山の皿回し。いくら緩和しても実需では回らないカネ。相場で回すしかない。回さないと皿が落ちる。
金のチャートを見てみる。
押し目なのか暴落途中なのか、見方によって、解釈は変わる。「上がるぞ!」とあちこちで言われながら、なかなか上がらないので、おかしいとは思ってた。
既に、2011年の高値からは、半値に落ちてる。さらに、610週ヘボ平均線を下回った。もうダメだな。これから700ドル、もっと行けば400ドルあたりまで暴落すると、デント氏は言う。チャートでは700ドル弱あたりに、カベが見える。ところが2001年には、300ドル弱の価値しかなかったのですね。
金はドルの敵なんで、金の売り込みをやってるという噂もあるが、ドル金利が上がれば、投資家は金利の付く方に資金を回すのですね。で、オカネで持っててもしょうがないんで、何かに投資する。
金のチャートと形が似てるなぁ、と思ったのが、デジタル世界のゴールド。
ビットコイン・チャート。
日足。ゴールドの週足を、日足スピードで実現してる。早回し。
ビットコインって実体がないから、金と違って、価値の裏付けは無い。いや、無くはない。マイニング。電気。金も、そもそも価値の裏付けは怪しいもの。京都皇統からヒントを得る落合莞爾氏の著作では、皇族の秘密の暴露。金の本位財性は、特殊な「延命アヘン」との交換による価値だった、という話。さらに溯り、なぜ金を本位財に選んだのか調べれば・・・
もっとも細かく粉砕できる、錆びない電導物質。
話を戻して、金も原油も株も、とっくの昔から資産バブルでした。
資産バブルが始まった起源はいつか。2001年、同時多発テロ。911。テロリストが二本(にほん)の塔へカミカゼ特攻。傷付けられたペンタゴン(五角形=五芒星=軍)。二本の塔は、完膚なきまで打ちのめされた。
当時のアメリカ軍最高司令官。どっかの騎士団やバイキングの紋章みたいな、スカル・アンド・ボーンズという秘密組織に属する、ジョージ君。テロ行為の報復。ひげ面のおっさんが統治していたバグダッド(バビロン)を侵略。
知ったら終い。開戦で暴落した原油。その後、中国の需要で、グイグイ原油価格が上がり始めた。当時45ドルの天井を付けて暴落後、ペンペン草も生えない閑散とした市場心理。なぜかジワジワ値上がり。おかしいとは思ってた。
中国の需要でバブルが開始したということは、今、トランプがやってる中国相手の貿易戦争は、資産バブルを終わらせてしまう。政治は、思ってることと言ってることとやってることはバラバラな、騙しあいの世界。
世界的にバブルが弾けると、歴史上やらかしてきたのが、ドンパチやって文明のスクラップ。武器でヒトとモノを大量消費。街が破壊され、復興需要でビルド。雇用と需要が戻る。しかしこのやり方、「邪悪な風」を起こす兵器で、バランス・オブ・パワーの今の時代。もう使えない。
「ほふられる小魚」相場で一儲け!
じゃあ、何が起こるか?人間が起こせなければ自然が起こしたことにする、という陰謀論も囁かれる。上の力と下の力を合わせれば、奇跡が起こる。電力利権によって実用化を阻まれた、ニコラ・テスラの発明。ビットコイン採掘の電力もタダだったかも。イノベーションには、大企業の利権が邪魔。アメリカは変わってゆく。属国、官民総出で利権まみれのニッポン。変わらない。変わる気配がない。官吏が国民から吸い上げたカネに、あまくだり企業がたかる。不穏な事件が起これば、民は規制キボンヌ。サクラの紋章を愛でる島国。革命なんて、起こる気配ナシ。自分で考えない。何が何だか解らない。
自分たちでどうにかできないものは、誰かにどうにかされる。
欧米人の歴史観。陰謀論は、聖書の記述で語られる。リアル黙示録。911で二本の塔が破壊されたのは、「バベルの塔」の相似象。その後に起こったのは・・・
有史前から決められた、変えようがない運命。ペテンの種で実った作物が刈り取られるとき。官僚マインドが支配する時代の最期。おひつじ座の時代、聖書時代の生贄は、「ほふられた子羊」。今度の、うお座の時代の終わりの生贄は、「ほふられる小魚」。陰謀論。今の世界の問題は、悪魔みたいな大物がいるからではない。利権に群がる邪悪な小魚たち。善と定義された、でっちあげのジョーシキが悪。終わりの始まり。歴史は繰り返す。過去は未来になる。
ルーズ・アグレッシブなシャーク(トランプ)は、コーリング・ステーションのフィッシュたちを狙う。
しかし2001年の段階で、バブルになるのが判ってたら、すんげぇ儲け。上げ終わった値幅は今さら取れんが、これから落ちる幅は狙える。いや、株は短期の上げ幅も狙える。そして、落ち切ったら、安く拾うことが出来る。
当たればでかい。史上最大幅。