
オカルトとプライスアクションの融合。ヘボナッチとは、チャートのサポート・レジスタンスとその間、「止まる、跳ね返る、抜ける、大きく動く」価格帯を、パッと見て分かるようにする設定。上げ・下げ、レンジ・トレンド、長期・短期、あらゆるトレードに威力を発揮する。
万物の法則を利用する
投稿:2017/05/05 更新:2019/02/10 by Whiteduke
オカルトとプライスアクションの融合。ヘボナッチとは、チャートのサポート・レジスタンスとその間、「止まる、跳ね返る、抜ける、大きく動く」価格帯を、パッと見て分かるようにする設定。上げ・下げ、レンジ・トレンド、長期・短期、あらゆるトレードに威力を発揮する。
チャートには値決め方法に起因する、「動く価格帯」と「止まる価格帯」が存在するようになっている。利益を得るには、「上げ」か「下げ」か方向を見極め、「動く価格帯」の値幅を狙う必要がある。
移動平均線を複数表示させただけ。
通常、移動平均の使い方は、トレンドを認識したり、線と線の交差を見て、エントリーと決済の判断に使う。たとえば線を2本表示させ、「上に抜けたら買い、下に抜けたら売り」。
ヘボナッチはそのように使わない。線が線を抜けるのを待ってたのでは遅すぎる。移動平均を、重要なサポレジを見つけるために使う。実際のエントリーは、ローソク足の動きを見てやる。
この世の万物には、「渦巻きの法則」が適用される。マクロでは銀河の運行、太陽系の運動、ミクロでは巻貝、草木の形状、ヒマワリの種の配列、ニンゲンの体、血液の流れ、風呂の栓を抜いた時の渦のカタチ。あらゆるものが渦巻きで構成される。フィボナッチ数列は、このような「渦巻き形状」の法則を数値化したもの。比率にパターンがあることから、「黄金比」とも呼ばれる。
経済も然り。世界経済の実態。ドルを元手に通貨どうしを交換して海外株を買ったり売ったり、債権を買ったり売ったり、ドルに戻して金を買ったり売ったり。カール・マルクスが資本論で指摘したように、「資本」は、たとえば「金」なら「金」のまままでずっとそのまま置いておかれるものではない。カタチを変えながら世界を巡ることで、経済が成り立っている。
自然法則がフィボナッチ数列に基づくならば、経済も同じではないのか?チャートは個別の平面ジグザグで表示されるが、実態は「資本のらせん運動」ではないのか?チャートに自然界を構成するフィボナッチ数列を用いれば、方向性を認識し、変化の予測も可能なのではないか?というのが、ヘボナッチの発想。
たとえば日足で下降トレンドを読み、1時間足で注目すべき抵抗を読む。5分足で抵抗を抜けるところを、エントリー。
ヘボ線のあたりを遡ってみると、過去に多くのローソク足がツンツンしていたところであるのが分かる。ヘボ線を辿ってサポレジを見つけると、ライン引きの作業が早い。
スキャルにも使える。複数のヘボ線が集まっていると、オーダーが溜まっているため、抜けると一気に大きく動く。この例では20ピプス~30ピプスが狙えた。
「EU離脱か?存続か?」の結果待ち状態でオーダーが拮抗し、溜まっていたのと、結果公表により「成行き売」が大量に参加したので、大きく狙えた。
次、
ヘボナッチでは移動平均の「期間設定」に「フィボナッチ数列」を使う。数値は下の表から拾う。
どの数字を拾うかは、設定してチャートを見ながら、自分で使いやすいのを選べばいい。例えば”55、233、610、987、1597、2584”の6本を設定。これだけで1分足から週足まで、全ての観測をカバーできる。足りないと思えば、もっと多く表示してもよい。
といった感じ。まずは小さくテストを重ね、チャートの動きを認識することに慣れる。最終的には、相場師としてのカンの勝負!
最後に
上のメニューから 挿入 → インディケータ → トレンド → MovingAverage と選んで
期間と線の色を設定します。
すべて設定が終わったら、メニューの チャート → 定型チャート → 定型として保存 をやっておく。
すると、どの通貨ペアでも、ヘボナッチを表示させることができる。
お試しあれ!