カネのなる木

カソウツウカはカネのなる木。FXレバ規制ニュースやコインチェック事件の動きから見えた、改正資金決済法とニッポン的投資商売根性で仕掛けられたワナ。まず、ニッポンのカソウツウカ取扱業に関する法律から、

投稿: 更新:2018/01/30 by

資金決済に関する法律

平成二十八年六月三日公布(平成二十八年法律第六十二号)改正

抜粋

第一条 この法律は、資金決済に関するサービスの適切な実施を確保し、その利用者等を保護するとともに、当該サービスの提供の促進を図るため、前払式支払手段の発行、銀行等以外の者が行う為替取引、仮想通貨の交換等及び銀行等の間で生じた為替取引に係る債権債務の清算について、登録その他の必要な措置を講じ、もって資金決済システムの安全性、効率性及び利便性の向上に資することを目的とする。

第二条

5 この法律において「仮想通貨」とは、次に掲げるものをいう。

一 物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの

二 不特定の者を相手方として前号に掲げるものと相互に交換を行うことができる財産的価値であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの

7 この法律において「仮想通貨交換業」とは、次に掲げる行為のいずれかを業として行うことをいい、「仮想通貨の交換等」とは、第一号及び第二号に掲げる行為をいう。

一 仮想通貨の売買又は他の仮想通貨との交換

二 前号に掲げる行為の媒介、取次ぎ又は代理

三 その行う前二号に掲げる行為に関して、利用者の金銭又は仮想通貨の管理をすること。

業者が暗号通貨の取引所(手数料商売)だけでなく、売買をやることも認めている!

第六十三条の二 仮想通貨交換業は、内閣総理大臣の登録を受けた者でなければ、行ってはならない。

第六十三条の二十二 第六十三条の二の登録を受けていない外国仮想通貨交換業者は、国内にある者に対して、第二条第七項各号に掲げる行為の勧誘をしてはならない。

この法律でのカソウツウカとは、やってきたところの言葉で”Cryptocurrency”。ほんらい「暗号通貨」と表すべきモノ。コレクトネスに拘る官僚クン達、なぜ敢えて「仮想」というコトバを選んだのか??

取引所と販売所

仮想通貨取引所というのは、ほんらい仮想通貨売買は提供しない

商品在庫としての仮想通貨は持たず、客と客が通貨と仮想通貨を交換したいニーズをマッチングさせ、手数料をもらうというのが、取引所ビジネス。あくまで取引の仲介でユーザーから手数料をもらう。

ところが最近、ビットコイン以外にいろんなやつが出てきて、マッチングビジネスでは間に合わなくなってきた。取引所運営業者は自己資金で新たなコインを大量購入、販売しはじめる。これを販売所と呼ぶ。

外から見ると、おカネと交換で仮想通貨が手に入るので、どっちがどっちか分かんなかったりする。業者も、両方を兼ねて営業する。上記の法では、”仮想通貨の売買又は他の仮想通貨との交換”と定義、取引所と販売所ひっくるめて「仮想通貨交換業」とされた。

・・・

さらに業者はカソウツウカ市場のボラティリティの高さに目をつける。レバレッジかけてトレードを提供。それを横目に見ていたFXブローカー、「負けじ」とカソウツウカを扱い始める。

追証で情弱トレーダーから収奪ビジネス

そういうことで、再度のレバレッジ規制。ドル円だと1日100ピプス程度、せいぜい1円動くかどうかだけど、ビットコインは1日に40%とか平気で動く。

しかも、法律では海外業者は日本で営業させない方針。これは海外ブローカー締め出したFXでのやり口と同じ。「取引所ではなくて販売所」と宣伝しているブローカーもあるが、「ウチは呑み業者だぜー」と宣伝してるようなもん。

呑みでやるのは勝手だが、結果がどう動くか分からない外の取引所価格を参照するトレード提供ビジネス、同じく「呑み」のカジノみたいに、確率論で計算された安定的ハウスエッジ収入は約束されない。

何かの外部要因で、ドカンと相場が想定外に動く可能性がある。

客のトレードをカバー取引でヘッジしない呑み業者、証拠金足りなくなると、客に追証を請求しなくちゃなんない。

というかニッポン的投資ビジネスというのは、かつてより「客にいかに多くポジション取らせて追証に追い込むか?」というのが、外務員(営業マン)の成績基準。実際に市場で注文どおりポジション建ててるのかどうかすら、怪しい。ニッポンのカソウツウカ取引業は、先物・FXに替わる、官民合同収奪ビジネスのニオイ。

オモテムキ「どうせFXも一緒くたに提供するからレバ規制」ということだが、もはやFXは攻略されて、収益性イマイチ、カソウツウカなら新たに情弱トレーダー勧誘して追証取れるからイイんじゃねーの?っていうのがホンネかも。

ボラ高いカソウツウカに20倍とかレバかける必要ないと思うが、やりたきゃ買った暗号通貨はすぐ自分のウォレットへ送金、トレードはカバー取引あり、ゼロカットシステムありの追証かからない海外ブローカー選んだほうが、身のため。

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