むかしむかし大昔の、「やらせ」による分割統治の起源の物語。ヒントは、大航海時代のスペイン、ポルトガル。植民地支配を導いた、ある宗教団体のエンブレムにまつわる陰謀論。信じる信じないは、アナタ次第。
目次
登場人物の紹介と関係図
- マルドゥク(エジプト神アムン・ラー)・・・金を採掘するため惑星ニビルからやってきたアヌンナキ(神)のリーダー、エンキの長男。火星基地労働者イギギの監督者
- サルパニト(人間女性)・・・マルドゥクの妻
- シャムガズ・・・火星基地労働者イギギのボス
- アサル(エジプト神オシリス)・・・マルドゥクとサルパニトの長男
- サツ(エジプト神セト)・・・マルドゥクとサルパニトの次男
- アスタ(エジプト神イシス)・・・シャムガズの娘でアサルの妻
- ホロン(エジプト神ホルス)・・・アスタが亡アサルの種を使って産んだ子
- ネバト・・・シャムガズの娘でサツの妻
関係図
(ゼカリア・シッチン「エンキの失われた聖書」 第11タブレット”争いのはじまり”)
I.H.S(イシス・ホルス・セト)の物語要約
地球をアヌンナキが支配していたころ、火星労働者のイギギたちは荒れた気候と重労働、性欲が満たされない環境に嫌気がさしていた。
ニビルの皇継承権第二位であるエンキの長男、マルドゥクは、火星基地の監督者に任命された。
火星労働者のボスはシャムガズという、粗野なおっさん。シャムガズは、皇位継承権はあるがその順位から支配権は得られないマルドゥクを唆し、地球でのイギギの生活権の協定を結んだ。
イギギたちは地球にやってきたとき、空からアヌンナキの行動を観察していた。皇族連中が支配権を奪い合うゲームに熱中し、サバイバル・ステータス・セックス3つの底辺欲求に支配されているのを。・・・(途中略)
やがて、マルドゥクは地球に戻り、地球人の娘と恋に落ち、結婚する。結婚式のとき、火星労働者200名が「オレたちもニンゲンのオンナと性の悦びを知りてぇ~!」と地上に降り立ち、好みの地球人娘を奪っては、妻にした。
地球はイギギと人間のあいのこ(聖書のネフィリム)で溢れ、荒廃した。地球司令官エンリルは地球人の皆殺しを計画。・・・ノアの洪水が起こる。(途中略)
マルドゥク夫婦には息子が2人生まれた。支配権を狙っていたシャムガズは、マルドゥクの息子2人が成長すると、妻として、自分の2人の娘をあてがった。長男アサルにはアスタ、次男サツにはネバト。
シャムガズはサツに、「おめぇは皇族だが、次男だから、永久に支配権は与えられねぇな!オヤジの権利はぜんぶ欲深い兄貴が独占するぞ!」会う度に、繰り返し繰り返し呟き、サツが兄アサルに敵意を持つよう、仕向けた。
シャムガズの入知恵で兄アサルに嫉妬したサツは、殺害を計画。サツは酒の宴の席で、睡眠薬入りの葡萄酒をアサルに飲ませる。酔いつぶれたアサルを箱に詰め、水に沈めて、殺害。
それを知ったアスタは、水中から引き揚げられたアサルの遺体のチンコから、精子を採り出す。アスタは、採り出した精子を自ら子宮口へスポイト注入、妊娠し、男の子を出産。その子はホロンと名付けられた。
アスタは息子ホロンを復讐者とすべく、マルドゥクの弟ギビルに預け、戦闘術を学ばせる。ホロンはやがて屈強な戦士となり、サツに戦いを挑む。戦いは熾烈を極めたが、マルドゥクの弟たちが味方し、ホロンが勝利。サツは戦いで失明し、キンタマも潰れ、ただの人としての余生を送った。
マルドゥク夫婦にはのちに三男ナブが生まれるが、ナブは子を残さなかった。のちにマルドゥクはバビリ(バビロン)で地球支配宣言を行い、牡羊座の時代の支配者となる。マルドゥク治世ののち、ホロン(ホルス)は最高神として、マルドゥク(ラー)と同等の地位を得た。
<要約終わり>
やらせの神聖なる公式、実地編
この話、要はシャムガズという労働者ボスの粗野なおっさんが、自分の娘を皇族の息子たちにあてがって、息子どうしで争わせ、支配権を得ることに成功したというストーリー。
シャムガズのおっさんが発明した分割統治スキームは、3つの要素から構成される。
- やらせシナリオ
- 対立する2つのチーム
- 本来の目的
ここでは
- やらせシナリオ・・・皇族の息子兄弟の皇位継承をめぐる対立
- 対立する2つのチーム・・・アサルとサツ
- 本来の目的・・・アヌンナキから支配権を奪い、シャムガズの血縁者を支配者とする
対立させることが必要な理由
ニンゲンは感情が動いているとき、思考力と判断力が極端に鈍る。敢えて対立を起こし、対象者を用意されたストーリーに感情移入させ、目的である結果へ誘導する。ここで対象の「恐怖心」を煽るのが最大のポイント!
サバイバル、ステータス、セックスの3つの底辺欲求に関連したネガティブな刺激を与えると、上手くゆく。
応用例
たとえば・・・
- 自由主義と共産主義・・・軍拡によって利益を得る
- キリスト教とイスラム教・・・テロ掃討作戦によって利益を得る
- 警察と暴力団・・・官僚利権の固定化
- 喫煙者と非喫煙者・・・利権産業の病原隠し
- カジノ反対派とカジノ推進派・・・依存症対策利権
など・・・
官民既得権者合同の、税から利益を得る、「おせっかいシステム」構築には、欠かせない手法となります。
分かりやすい例として、米国の911を挙げると、
- やらせの原理主義テロリスト集団を育成しておいて、
- 高層ビルにテロリストが乗っ取った飛行機が「ドーン」と突っ込む事件を起こし
- マスコミでキリスト教対イスラムの対立を煽り
- 大統領の「テロとの戦いだー!」の号令でドンパチやって
- 軍事と石油で稼ぐ
といった感じ。ちなみに、イシス(アイ・エス・アイ・エス)って、どっかの団体の名前に使われてるが、偶然?
「世の中に偶然など一つもない、私は賭けても良い」byフランクリン・ルーズベルト
精神レベル低い今のニッポンでは、良くも悪くもこのスキームなしで世の中は動きません。ニュースで報道される事件には、漏れなくこのスキームが使われていることでしょう!
記事をここまで読んだ思慮深いあなたは、ニュース報道に「右だ!」「左だ!」とヘタに感情移入するだけ損。どうせなら