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銀行業は詐欺

ゴールドスミスの物語

投稿: 更新:2016/09/25 by

プロビデンスの目

あなたは「お金」って詐欺から生まれた事を知ってた?その行為は、今の今でも、変わらず続いている。これは、歴史事実をコンパクトにまとめた、架空のストーリー。

目次

むかしむかしあるところに、ゴールドスミス(仮名)という金細工師の男がいました

ある日ゴールドスミスは得意客のおっさんの一人から

「金の延べ棒を家に置いとくと物騒だから、お前んとこの倉庫で預かってくれないか?」

と頼まれたので、預かり証書を渡し、まとめて金を預かりました。

当時の貨幣は金や銀。大きな取引になると、重くて持ち運びにとても不便。

金の預かりサービスは口コミで広がり、商売繁盛。ゴールドスミスは毎日のように大量の預かり証書を発行。

そんなある日、ゴールドスミスは、奇妙な現象に気付いた。

お客どうしが、ゴールドスミスの預かり証書を使って取引していたのだ!

「これって、みんなオレの証書に価値があると思ってるよね?」

「オレのとこに金を預けっぱなしで誰も取りに来ねぇし!」

重要な事に気付いたゴールドスミスは、知恵を働かせた。お金の足りないお客に担保を差し出してもらい、お金を貸し出すサービスを始めた。

貸し出すと言っても、

要はゴールドスミスのサインの入った紙切れを発行するだけ!

そして、お客には契約書に書いた利息を付けて毎月返済してもう。

返してもらえなければ契約書を裁判所に持って行き、担保を差し押さえて手に入れる。

銀行業の始まりなのでした!

この商売は、まるでマジック。

紙切れを発行して、じーっと待ってるだけでゴールドスミスはどんどんお金持ちに!

そんなある日、なんと王様がお客としてやってきました。

「オイ、ゴールドスミス、オマエは金をいっぱい持ってるだろ?オレは隣の国と戦争やるんだが、カネが足りん。貸してくれ!」

「担保は何ですか?」

「オメエ、オレは国王であるぞ!そんなもん、国民から取り上げる税金で返せるわい!」

「オオ、それはこの上ない確実な担保でございまする!貸しましょう!」

その昔、金利(利息)を取るというのは悪魔の所業として、宗教上、悪い事(イスラムでは現在も禁止)

が、王様の都合であるから、そんな事は誤魔化せたのであった!

戦争が終わり、ゴールドスミスはたいへん儲かった!

「このやり方はいいね!他の国でも展開しよう!」

と、思ったゴールドスミスは、ビジネスをシステム化して子孫に残すことにした。

大人になった子供たちを、ヨーロッパ各国に散らばらせ、銀行を開設。子供たちは、各国の紙幣発行権を手に入れた。

ここで

ゴールドスミス家の銀行業が上手くゆくには、2つの前提条件が必須である。

  1. その国での証書(紙幣)の発行権をゴールドスミスが握る事。
  2. 国家間で争いが起きる事。

戦争起こせば武器が売れるし、燃料もたくさん使う。軍隊繰り出すので保存食も必要。医薬品も大量に需要がある。

ゴールドスミスにはうなるほどの資金がある。いろいろな産業で儲けが得られる事に気付き、食品、燃料、軍事産業、医薬品ビジネスと、多角経営を始めた。

・・現在に至る

ただ、この信用創造錬金術には

致命的な欠陥があるのだ!

市場には、常にゴールドスミス家が持ってる金よりも多くの紙幣が出回る。

何かのキッカケで「金を返せ!」の取り付け騒ぎになると、

紙幣の価値がウソだというのが、皆にバレちゃうのですね!

なので、アメリカの大統領に「オメーら一般ピープルが銀行に紙切れ持ってきても、金(ゴールド)はやらねえよ!」と宣言してもらったのであった。

終わり。

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