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世界支配は「サル山の法則」

NWOの神は死んだ

投稿: 更新:2017/03/20 by

神は死んだ

都市伝説のオカルト話で、世界支配層が企む、「新世界秩序」というのがある。英語ではNew World Order、略してNWO。実はオカルトでも何でもない、普通に現在進行形の支配メソッド。オラは誰かに支配されるなんぞ、まっぴら御免。法則を知らぬ下等な”暗記ザル”のくせに、エラソーに「秩序」とは、ちゃんちゃら可笑しい。だが、今回は、NWOとはなにか?その構造と原理、そして今後どうなるかについて。

目次

新世界秩序(NWO)構造図

著名な思想家が考案した歴史の捉え方に、「プレモダン・モダン・ポストモダン」というのがある。

プレモダンの図

プレモダン

プレモダンは、古代の社会形態。はるか古代文明、てっぺんは神や王の支配者が君臨し、それに奉仕する原始的労働者としてのニンゲンが存在した。ニンゲンは穀物を栽培したり、牧羊をしたり、金を掘ったりすると、神が「よくやったね!」と褒めてくれて、それだけで満足していた。価値の基準としては、絶対的なものとして、金があった。

やがて、神や王のエゴが増大し、支配権争いを始め、ややこしくなってくる。

モダンの図

モダン

モダンは、近現代の社会形態。前時代の勝利者は、世界規模の支配を実現するため、ニンゲンに、高度な知識を要する労働をさせ始めた。ニンゲンそれぞれの任務に分けて、組織を作り、ピラミッドのように積み上げていった。

実はこのピラミッド構造の完成こそが、新世界秩序なるもの

ピラミッドの中身は・・・

  • てっぺんに、根源支配層
  • その下に資産運用を任された金融資本の番頭さん
  • その下に手代クラス、政治家と官僚、グローバル企業
  • その下にフツーの企業
  • いちばん底辺に、一般ピープル

次、このピラミッドを積み上げた原理。

サル山の法則

人間界では、初めは良い目的で作った組織も、時を経てゆくと、上の人たちが己の利益だけ追求したり、権力闘争に明け暮れてしまう。というのがある。最近の政治関連ニュースを思い出してもらうと、ガッテンガッテンしてもらえると思います。なんとか学園とか、市場の予定地がどうのとか・・・

なぜ人間は群れて組織を作り、上下関係を競いたがるのか?

アウトローのチンピラでも、不良グループや暴走族の組織を作る。ご近所のママ友でも上下関係。宗教もいろいろあるが、勝手に一人で神を信じてればいいじゃん、と僕は思ってしまう。

人々は、無理に愛想笑いしながら、他人に話を合わせ、機嫌を取りながら、なぜ群れたがるのか?群れに馴染めない僕は、全くもって理解不能だった。が、その原理は、あまりにも単純なものだった。

サル山のサル

といえば、一番エラいボスザルがいて、その下に子分、子分の家族と、ピラミッド構造のヒエラルキーを作る。ところが

野生のサルにヒエラルキーは存在しない。

野生のサルは家族または一匹で自由に移動し、木の実や果物を採って、なくなれば勝手に別の場所に移動。食べ物を取り合う必要がないから、サルどうしでの上下関係も生じない。

サル山のサルが、ヒエラルキーを作る2つの要因は、

  • 要因1: 与えられるエサが決まっている
  • 要因2: 柵に取り囲まれている

すると上下関係ヒエラルキーを作る。

これを、「サル山の法則」と呼ぶ。

支配の目的で、「サル山の法則」を、ニンゲン社会に適用するには

  • 要因1: 資源や富が有限であると思わせる
  • 要因2: 法や思想で心理的な柵に閉じ込める

すると、ニンゲンはサル山のサルになる。なぜかといえば、人間は

サバイバル、ステータス、セックス

の、社会的に抑圧された根源欲求により、時に不可解な行動すら起こしてしまうから。

サバイバル、ステータス、セックス、奴隷支配

つまり

  • 生きるために貨幣を求め、自らサル山に従属し
  • サル山で異性を奪い合い生殖し
  • サル山での序列を競うステータスゲームに夢中になる

ということ。ちなみに、人類全体でサバイバル、ステータス、セックスの欲求に対する摩擦を無くせば、平和過ぎて犯罪など起こらなくなってしまう。

次、人類社会にサル山のピラミッドを構築するしくみ。

不幸な道化

思想書では、「モダン」の解説に、次のような図が用いられる。

クラインの壺の図

クラインのつぼ

が、これはモダンの社会形態を示すものというより、モダン構造のピラミッド構築を推進するものであり、維持する力である。その前提にあるのは、信用創造紙幣であり、サバイバル及びステータスゲームとしての紙幣獲得競争。

図が示すのは、商取引のルールという「壺」の中で、貨幣で材を買って(資本投下)、加工して、売る、という、無限の循環。たとえば製造業だったら

  • 材料買って、
  • 商品を作って、
  • 利益を上乗せして「エイヤー!」と売る。

そしてまた材料を買って・・という繰り返し。NWO社会の住人は、延々この作業を繰り返すことを宿命付けられるので、「不幸な道化」と呼ばれる。サラリーマンでも時間(寿命)と労働が商品だから、同じ話。

しかし、商売の世界、作った商品が、必ず売れるとは限らない。設備投資に借金で資金繰り、売れない在庫を抱えると、経営は行き詰まる。しかも商行為を繰り返すと、時間の経過だけで、国家という詐欺組織から

税という無慈悲なハウスエッジ

を取られるのですね!これは、手代クラス(政治家・官僚・グローバル企業)以上の収益。つまり、NWOというぼったくりカジノの収益。

あまりに高いハウスエッジゆえ、ビジネスゲームは長期での勝ち残りが非常に難しく、企業の9割5分は設立から10年以内に倒産する。

なので、売るという行為は、不幸な道化にとって、「命がけの跳躍」なのだ!

このような「命がけの跳躍=サバイバル」の作業を合理化するため、人が集まり、企業を作る。企業というサル山の内部では、地位を競うステータスゲームが繰り広げられる。サル山とサル山の間では、市場を巡ってサバイバルゲームが繰り広げられる。

こうしてNWO世界の住人は、自ら進んで「サル山の不幸な道化」を演じるようになるのであった!ウキキー!

・・・と、ここまで見ると完璧な支配システムのようだが、サル山支配構造は、宿命的な破たんから逃れられないのであった。

バカ丸出し

信用創造による貨幣経済は、経済規模を拡大してゆくことが出来れば回ってゆくが、永遠には続かない。もともと不自然なトリックなので、いつかは派手な逆流現象が起こる。

  • 高度に文明化すると、みんな必要なものは持ってしまい、商品需要が減ってゆく
  • 需要がなくなると物が売れないので、経済が停滞する
  • 経済が停滞すると収入が減るのでさらに需要が減る
  • 企業がやってゆけなくなるので倒産する
  • 仕事がなくなるので需要が減る
  • 手代クラス以上の収益が上がらなくなる
  • 政府は中央銀行の借金で回ってるので、経済規模の拡大が無くなると増税の一手
  • 需要が減る
  • 倒産だらけ
  • 政府の借金がヤバくなり、金利がどかんと上がる
  • あちこちで踏み倒し濫発
  • 金融崩壊ハイパーインフレ!

で、こういった不景気になると強引に需要喚起のために用いられてきたのが

戦争によるスクラップアンドビルド

  1. 要人の暗殺とか船の撃沈とか偽旗テロとか、始める理由は何でもいい、国際問題でキッカケ作り、国民煽り、ドンパチやる。
  2. すると互いの国のインフラ壊滅。
  3. 終戦後は再建のため大量需要が生まれる、というしくみ。

このやり方、武器や石油が売れるし、株を安く仕込めるので、ビジネスとして実に美味しい。が、今この方法を使うと、確実に核ミサイルが飛び交い、人類の「ジ・エンド」。このご時世で「戦争だー!」というヤツは

バカ丸出し

そもそも、今の世界は平和過ぎ、やらせテロにも「どうせやらせだろ?」反応薄。逆に、テレビで事件が報道されたら「何か変な法案でも通ったのか?」と、やらせを疑った方が早い。皆が信用創造のトリック、税のトリックに疑いをかけ始めた。官僚たちは財源不足、これから増税の一手で来るだろうが、それは自分たちに向けた「毒矢の弓」を引っ張る行為となる。

NWOの壊し屋

アメリカじゃ、2010年、重税に苦しむ経営者がネットに「お前らみんな目覚めろッ!」とメッセージを残し、

国税庁(IRS)の入ったFBIビルに、自家用機で「カミカゼ特攻」!

(これぞ大和魂)

その後、経営者・個人事業主の税務当局への怒りが現象化。草の根運動からトランプ政権が誕生。トランプさんは経営者としては失敗だらけで、倒産した会社を他所に売り付けたりしてる。彼の本性は経営者じゃなく、「ケンカ屋」とか「壊し屋」なんじゃないか?ヒラリーばあさんとの戦いを見てても、「ケンカに勝ててうれピー!」というのが表情から読み取れる。

これから、本格的に、既存システムの破壊が始まる。

そして

国家とはズバリ税

だから、次は、「国家という枠組み自体イラネ!」という運動が起きる。もはやNWOはオワコン。近い将来、誰もこんなハウスエッジの高いゲームでは遊ばなくなる。1日も早く別のゲームを始めるべき。

ルールなしの世界

最後に、ポストモダン。

ポストモダンの図

ポストモダン

ポストモダンは、世界中の個人が個人と勝手に自由自在に関わり、情報を交換、経済活動を行う。「文明化した人間の自然状態が史上初めて実現する」といったもの。ここに上下関係のヒエラルキーは存在しない。全ての個人は、平等を意識す事もなく、ひたすら自由。

そして

「面白いか、面白くないか」、が、全ての判断基準となる

ポストモダンが紹介された80年代には、「そんなうまい話ないだろ?」という感じだった。が、今はこの社会形態へと移行する、いくつかの「しるし」が表れている。

1、インターネット

当初、これが世界を変えるという発想をした人は少なかったと思う。もともとは軍事技術、スパイや情報操作プロパガンダツールとして広められた。

マスコミが巷に流すニュースは、目的をもって9割のホントと1割のウソが混ぜられてたり、9割のウソと1割のホントが混ぜらる。しかしネットでは同じ事柄に関する情報を、いろんな見方をしているサイトで読み、情報を並列処理分析し、真実だけを抜き出す、という事も可能。

もともとの意図とは逆、一般ピープルが支配の本質に気付くツールとなってしまった。皆が情報の扱いに慣れてくると、情報シンクロニシティ加速、処理スピードがどんどん速くなる。

法律の境を超えてしまった、というのもある。日本からでも無修正見えるし、カジノでも遊べる。エロとギャンブルに関する規制自体、官僚・ヤクザの天下り利権ビジネスでしかない。そもそも要らないもの。

そもそも成分法の法律自体がフェイクだが。

2、暗号通貨

これも穿った見方をすれば、支配層が、ゆくゆくは中央銀行を一本化し、世界の消費活動を監視する、みたいな事を考えたと思われる。

が、その目論見は当てが外れる。ポストモダン社会の住人は、無関係な情報を結び付け、「面白けりゃ、何でもいーや」で行動する。よって、人の消費行動を監視したところで「一体こいつは何を考えてるんだ??」と、ワケの分からない事になる。

今は、ビットコインのボラティリティが高いので投資対象みたいになってるが、

暗号通貨本来の使い方は、手数料のかからない価値交換手段

しかも中央集権でない、国家が縛れない、というところが最大のポイント。

「中央集権的ではないから貨幣とはなりえないのだ!」という評論家もいるが、ただのバカ。早々恥をかいて消えるだろう。消えろ!

確かにポストモダン社会は「生活のための労働」が不要なので、ゆくゆくは暗号通貨も貨幣ではなく、価値の対象から抜け、「いいね!」投票ぐらいの意味になるだろう。

長期的には通貨自体要らなくなるのが目標。

3、ベーシックインカム

今北欧で実験されてるが、生活に必要な収入の保障で仕事の質が良くなるか?、といった議論がある。景気刺激なら、ベーシックでなく、僕は投資としてオーバードーズで良いと思うが。

勤労の美徳とかバカな話を持ち出すバカがいると思うが

そもそも「勤労の美徳」はカトリック起源のフェイクニュース。もともと日本にそんなもん無い!

果たして収入が保障されたとして、誰もがまったく何もやらずに喰っちゃ寝、喰っちゃ寝で毎日を過ごす事が出来るだろうか?

最初のうちはこれまでやったことないから、しばらくぐうたらも良いでしょう。しかし、ぐうたら生活はすぐに飽きる。退屈。面白くない。

ヒマなので何か「価値」を作って誰かを喜ばせたり、ビックリさせたいと思い始める。自然と人々は生活のための労働ではなく、自主的に価値を創造する「仕事」をやり始める。

開高健(かいこうたけし)さんという文豪の話で、こういうのがある

若き日の文豪は取材したり考察し、ワクワクしながら自信作の小説を書き上げた。

彼の作品は評判となり、芥川賞を取り、印税生活を始める。

思わぬ大金が手に入る。

文豪は「ウシシ、これでガンガン稼げるな!」と妄想する。

しかし入ってきたカネは、殆ど税金で持って行かれてしまう。

「早く次の作品を書かねば・・」と焦る。

そんなある日、スランプに陥る。

書けない。

編集者の催促。

締切が怖い。

焦りで、もっと書けなくなる。

毎日白紙の原稿。

机の前で同じ姿勢を続け、背中が痛くなる。

痛い、治らない。

書くどころじゃなくなる。

印税収入はみるみる減ってゆき、生活に困る。

「物書きなんて儲からない」と思い始める。

気分を変えて他のことをいろいろやってみるが、面白くない。

書かないのは、面白くない。

初心に戻り、物書きにとって最後に残されるのは「書くことの楽しみ」だけだという事に気付く。

文豪は小説を書き上げる。

究極のコストカット

現在、世界で起こってる問題を図にすると、こう

世界の政治・金融・経済問題の図

どこがお荷物なのかというと、手代クラス(政治家・官僚・グローバル企業)の連中

おカネを増やすための、投資でいう「市場」は、複数ある。

  • 国債や社債といった「お金の貸し借り」の金利や貸し倒れリスクを投資対象にした「債券市場」
  • 金や銀、穀物といったモノの売値予測を対象にした「商品先物市場」
  • 価値を創造する法人の価値を投資対象にした「株式市場」
  • 投資商品から投資商品、国から国へ資金を移動させる際の通貨変換レートを投資対象にした「為替市場」

支配層の黄金ファンドから作り出された貨幣は、番頭さん以下の投資家が、複数の市場から、旬の、利益率の高い市場を選び、次々乗り換えながら、世界中をぐるぐる巡り、渦の上昇波として増えてゆく。

この渦の上昇波の「起点」はどこなのか?といえば

我々一般ピープルの「需要」(購買欲)であり、個々人の能力による「価値の創造」

これは、どんな小難しい経済理論だろうが否定しようがない真理である!

番頭クラスから資金を預かった手代クラス連中は、積極的に一般ピープルに投資しなければ、長期的利益は得られない。

ところが、今、手代クラスがやってるのは、逆のこと

  • グローバル企業優遇で中小企業の市場を奪い
  • パテントや著作権の独占で発明の機会を奪い
  • 財政がヤバくなると増税の一手
  • 労働の義務、とか、愛国心、とかいった、神の子殺し勢力の、欺瞞の道徳心の流布

まぁ、彼らも、

カネ稼ぎの鬼

である番頭さんから

「オイ、オマエ、利益上がってんのか?早くよこせや!」

と圧力があって、

「無能」と判断されると、資金回収、クビを宣告されたり、子分もろとも路頭に迷ったり、消されたり、もろもろの事情があるんだろう。

こういった「無能扱い」されそうな子分が作り出すのが

ブラックボックス

たとえば

  • 帳簿をちょろまかし、利益が上がってるように見せかけたり
  • 自作自演で事件を起こし、有能な自分が解決したように見せかけたり
  • 他の者では処理できない、無駄にややこしい事務処理システムを作り上げたり
  • 国民からの借金を国民の借金に偽装したり
  • 同じ手代クラス大企業を優遇、税を中小企業に多く負担させたり
  • 特許や著作権の締め付けをキビしくして大企業に自動でおカネが振り込まれる仕組みを作ったり
  • マスコミを使って「オレたちって必要だよね!」マインドコントロールやったり
  • 国民からさらに税を巻き上げる社会保障おせっかい政策を考案したり

といった感じ。

こういったブラックボックスでもっとも被害を被るのが一般ピープルであって、「労働」にエネルギーを吸い取られ、「価値の創造」まで至らず、「需要」も増えない。さらに底辺欲求の充足が困難になった一般ピープルは、本能が捻じ曲げられ、「うつ病」という、ありもしない病気のような症状が出たりしている。

つまり、新世界秩序をデッカイひとつの会社と見れば

手代クラスの実態は、NWOの最大コスト要因であり、利益を出すどころか、資産を食い潰すダメダメ社員!

最近「AIに仕事が奪われる」なんて話があるが、そもそもニンゲンは何のために発明をしてきたのか?要は労働をしなくてよいように、という事だから、その様にすれば良いのだ。

ところで、ベーシックインカムをしちめんどくさく国や銀行を通してやらなくても、世界の富の9割以上を持つ支配層番頭クラス以上の方々が、ダイレクトに個人投資家としてやれば良い。ロックフェラーコインとかロスチャイルドコインとか、無条件でバラまくと、皆喜んで受け取る。結果、エンドレスで無限に富が舞い込んくるから、意外なことに

この世始まって以来の儲け話

となる。

ただ、

無限創造による富の増殖

を起こすには上記の3つだけでは十分でなく、特許や著作権の開放、法規制の完全な撤廃が前提条件。ポストモダン移行の図が、こういった法規制のしくみは、モロに手代クラス既得権。

結論として、番頭クラス以上の方々にお願いしたいのは、既得権を手離そうとしない手代クラスのヤツらが邪魔だから、さっさとパージしやがれ!って事。

参考図書

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