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エンキの失われた聖書解読

偽装された歴史の深淵

投稿: 更新:2020/02/09 by

エンキ

法と政治、今の体制が全てひっくり返るという意味において、きわめて危険な書物。近現代の政治・経済・法、学問(science)、すべてのベースである、キリスト教聖書のオリジナル・ストーリー。言語学者ゼカリア・シッチン氏が復元したシュメル神話の集大成、「エンキの失われた聖書」。

紀元前2024年、シュメルの都市に「邪悪な風」によって「大いなる惨禍」が起こる。人類発祥の地シュメルは滅亡した。7年後の2月の10日目、主エンキが惨禍を生き延びた筆記者の長をエジプトの隠れ家に呼び寄せ、40日40夜かけて14枚の石板に物語を刻ませた。

ストーリーの要素(シーン)はキリスト教聖書と似ている。しかし登場する神々のイメージは全く異なる。この物語に登場する神々は己の欲望に忠実で、すべての問題をテクノロジーで乗り切ろうとした。”奇跡”とは、ニンゲンの想像に及ばなかったテクノロジーのこと。つまりキリスト教の偽善な神のイメージは嘘っぱちだ。

嘘かホントかやがて明かされる。世界中、近代科学では説明のつかない物証だらけ。聖書の「主」自らが語っていることを無視は出来ない。嘘だとしても、それは権威主義、宗教がそもそも全部嘘だったという事。真相がどっちに転ぼうが、「天国と地獄」、「善と悪」の二元論が、元々無かった、嘘っぱちだったことが明らかとなる。

シュメルの神々はどこへ行ってしまったのか?我々に混ざってしまったのだろう。

目次

エンキの失われた聖書要約

第1タブレット要約

  • 反逆者マルドゥクの訴追と、ニビルの”恐怖の武器”・・・反逆者、エンキの長男マルドゥクに対する、神々による制裁決定場面。マルドゥクを擁護する者はエンキ以外、誰もいない。マルドゥクの弟ネルガルは、自ら禁断の兵器7発の使用を、神々に求める。己の息子どうし、兄弟の争いによって始められる最終戦争を、言葉なく嘆くエンキ。シュメルが滅ぶ核戦争が始まる。
  • ニビル王10世代史・・・神々の故郷、ニビルで、10代にわたって繰り返された王権争い。種子の法と継承の法、2つの法による王位継承の混乱。
  • 金による惑星救済・・・ニビルにおいて、金が命がけで必要であった理由。ニビルの空に空いた大気圏の穴。人類絶滅の危機。金を細かく粉砕し、大気圏に散布する補修計画。

第2タブレット要約

  • 最後の王権争い・・・アヌとの王権争いで敗れた第9代ニビル王アラル。黄金の星、地球へと逃亡。地上に降りたアラルは、果物を見つけて食べると、足のない奇妙な生き物、ヘビに遭遇する。アラルは地球で金の埋蔵を確認し、王権奪還の取引材料に使おうとする。
  • 太陽系惑星創世秘話・・・太陽系の星々と地球誕生の秘密。惑星ニビルとティアマトの天空での戦い。ティアマトの半分が火星の外側、小惑星群に、半分が火星の内側、地球に。ニビルにより生命の種が地球にもたらされた。

第3タブレット要約

  • 地球調査団・・・アラルの報告を受け、アヌ王の長男エアをリーダーとした調査団が地球へ向かう。水推進エンジンの宇宙船。調査団は地球に到着し、植民地設営開始。
  • 地球開拓使・・・一週間のカウント、7日目、安息日のはじまり。エアが”月”を読み、30日の期間を定めた。地球最初の都市、エリドゥが築かれる。

第4タブレット要約

  • 命令の主と地球の主・・・アヌ王の来訪。アヌとエアとエンリル、3人の支配権の、くじ引きによる決定。ニビル王はアヌ、地球司令官はエンリルと決まる。支配権が与えられなかった長男エアには、”地球の主”の名誉称号が与えられる。王位をめぐる兄弟の確執はのちに、地球の未来へ影響を及ぼす。
  • アヌとアラルの裸相撲再決戦・・・アラルの取引提案に対し、再度王権を賭けた裸相撲対決が行われる。勝負にはアヌが勝つが、アラルがアヌの陰茎を食いちぎるという反則を犯す。7人の賢者の裁判による、アラルの火星への追放。アラルの孤独な死。

第5タブレット要約

  • プラント・ライフ・・・地球の金による大気圏補修の成果が、ニビルから伝わる。アヌは地球にいる英雄たちをアヌンナキ、火星基地の英雄たちをイギギと名付ける。植民生活の本格化。調査団の家族が到着。
  • 反動・・・金採掘の重労働による、アヌンナキ労働者の反乱。火星基地イギギの監督者アンズによるクーデターが起こる。エンキはアフリカの直立原人にアヌンナキの遺伝子をかけ合わせ、原始的労働者をつくる事を提案する。

第6タブレット要約

  • バイオ労働者・・・類人猿の遺伝子操作による”原始的労働者”の作製。数々の失敗ののち、エンキの妹ニンマーの子宮を借り、色黒の男児アダムゥが誕生。アヌンナキとの違いは、男性器が皮膚で覆われていることが語られる。続けてアヌンナキの女性により、労働者が出産される。これでは女性に負担がかかる、アダムゥの妻を作ることにした。女児、ティ・アマトの誕生。しかし。アダムゥとティ・アマトの生殖では、妊娠が起きなかった。エンキの子ニンギシュジッダの助言により、双方に性染色体を1本づつ付与。
  • エデン追放・・・エンリルの怒り。”エンキは自らを創造主と勘違いしている”。生殖能力を与えられたアダムゥとティ・アマトを、エディンからアブズ(アフリカ南部)へ追放。

第7タブレット要約

  • 地球世代・・・地球生まれのアヌンナキが誕生する。エンリルの孫、イナンナとウツが地球で生まれる。
  • スター・ゲイザー・・・エンキによる、空の時間の尺度の創設。ニビルの軌道を基準に、地球上に”アヌの道”、”エンキの道”、”エンリルの道”を定め、それぞれに12の星座を割り当てる。
  • ホモ・サピエンス・・・原始的労働者たちは世代を経ると、サルへ先祖返りし、知能低下。次々と野生に戻っていった。解決策を考えていたエンキは、散歩中に見つけた美しい人間娘をナンパ。自然交配による、理解力を持った地球人、アダパとティティが誕生。エンキは葦の籠に入れて2人を連れて帰る。

第8タブレット要約

  • 宇宙旅行・・・アヌ王は文明化された最初の地球人、アダパをニビルへ招待する。アヌはニンギシュジッダに渡されたメッセージ・ディスクで、アダパの出生の秘密を知る。
  • 神の子羊・・・エンキの末っ子ドゥムジによって、ニビルの家畜と作物の種が地球に持ち込まれる。地球人への農耕・牧畜の伝授、飽食の時代の到来。
  • カインとアベル・・・アダパの子孫、農夫カ・インと牧夫アバエル。カ・インにエンキの祝福がなかったことで、カ・インはアバエルを殺害。カ・インは髭の生えない遺伝子操作を受け、東の海の向こう(南米)へ追放される。

第9タブレット要約

  • 処女懐胎の真相・・・エンキは美しい人妻バタナシュを、入浴中に間男。奇妙な、白い肌のジウスドラが誕生。バタナシュは夫に真相を明かさなかった。
  • ネフィリム・・・エンキの長男マルドゥクと人間娘が結婚。火星労働者イギギも同様に地球人の妻を望む。シャムガズが扇動し、集団レイプ事件を起こす。結果、劣化人類の増殖と飢餓がはじまる。

第10タブレット要約

  • ノアの洪水・・・ニビルの地球接近による大洪水。エンリルは大洪水を利用し、地球人抹殺を計画。エンキの前に現れた、謎の予言者ガルズ。エンキはジウスドラの小屋に向かい、船を作るよう、ガルズからのお告げを示す。エンキは動物の種を集める。恐怖の大洪水、7日の洪水と40日の雨。アヌンナキの都市は、跡形もなく流されてしまう。水が引き、エンリルはジウスドラ一家を発見。エンキに怒るが、後々を思慮し、地球人の繁殖を認める。
  • ピラミッド建立・・・ニンギシュジッダは空の灯台エクル(ピラミッド)を築造。マルドゥクは、ニンギシュジッダの顔のスフィンクスを見て、「これは支配者の自分の顔であるべきだ」と主張。(後に自身の子ナブの顔に取り換える。)

第11タブレット要約

  • 争いのはじまり・・・イギギのボス、シャムガズが仕掛けた謀略。マルドゥクの子、サツとアサルの妻に、自分の娘たちをあてがう。サツを唆し、兄アサルを暗殺させる。アサルの妻アスタは、アサルの遺体から取り出した精子で妊娠。生まれた子ホロンを戦士に育て、サツと戦わせ、アサルの復讐を遂げる。
  • 恩讐・・・エンリルの孫娘イナンナとエンキの末っ子ドゥムジの婚約。エンリル家とエンキ家は両家の和解を期待されたが、ドゥムジの約束された支配権に嫉妬したマルドゥクは、弟ドゥムジを謀殺。
  • キリストの磔刑と復活・・・ドゥムジの遺体を引き取るため、イナンナは冥界(アブズ=アフリカ南部)へ行く。イナンナの、夫ネルガルとの浮気を疑った姉エレシュキガルは、イナンナを殺害し、杭に吊るす。あらかじめ救援を要請されていたエンキは、密使を派遣。3日後に、イナンナは、密使のプルセルとエミッテルによって、奇跡的に蘇る。イナンナはドゥムジの遺体に赤い経帷子を着せ、岩穴の中の石板に安置する。目覚めの時を待つために。
  • 帰れない土地・・・マルドゥクの行為をめぐり、エンリル家とエンキ家で戦争が起こる。エンリル家のニヌルタとイナンナは、マルドゥクをエクル(ピラミッド)内部に追い詰める。マルドゥクを生き埋めによりゆっくりと殺害する計画であったが、マルドゥクの妻サルパニトの懇願により、支配権を主張しないことを条件に、救済。その後、マルドゥク一家は”帰れない土地”へ追放される。

第12タブレット要約

  • 4つの地域・・・人類は再度繁殖する。アヌの地球訪問。人類とアヌンナキのため、4つの地域を制定。エンリル一族の第1の地域シュメル、エンキ一族の第2の地域エジプト、イナンナの第3の地域インド、アヌンナキだけの第4の地域(シナイ半島?)。
  • 地球年のカウント・・・海の向こうでの金塊と、新しい金属の発見。地球年でのカウントの開始。
  • ディオニュ-ソス・・・イナンナはエンキを色仕掛け。エンキはイナンナのマンチラに魅せられる。しかしエンキはビール飲み競争で酔っぱらって寝てしまう。イナンナは”メ”(握るだけで様々なスキルが得られるツール)を奪って逃げる。
  • バベルの塔・・・マルドゥクはイギギの子孫を唆し、バベルの塔を築く。エンリルによる罰、人類の言語の混乱。
  • 一神教・・・マルドゥクが第2の地域で弟ニンギシュジッダ(トート)を追放、最高神ラーを名乗る。エンキはマルドゥクに”牡羊座”を割り当てる。第2の地域は繁栄、アヌンナキたちは勇気付けられた。

第13タブレット要約

  • シーラ・ナ・ギグ・・・ドゥムジの復活を夢想するイナンナは、ボーイハントに熱中。「夜の悦びの家」ギグ・ヌで、英雄たちをベッドに誘う。イナンナは絶倫過ぎた。ほとんどの者は朝には死んでいた。第3の地域は文明が花咲かなかった。
  • ギルガメッシュ叙事詩・・・英雄ギルガメッシュの冒険譚。彼はニビルでの不死を望む。バイオロボット・エンキドゥによるエンリルの兵器・”天の雄牛”の殺害と、ヘビに盗まれた長寿の植物の秘密。
  • 天国と地獄の二元論・・・ほとんど人間であるギルガメッシュがニビルへ行くことを許されたのを見て、マルドゥクは自分の国の王たちも来世でニビルに旅をさせようと考える。”天国と地獄”(死者の書)の概念の発明。
  • イナンナの野望・・・イナンナは、亡夫ドゥムジの相続者として”第2の地域”エジプトの統治権を主張。軍を率いてエジプトへ侵略。
  • 史上初の選挙戦・・・いっぽう、マルドゥクは自身の”牡羊座の時代の到来”を主張する。すなわち彼が望んだのは地球司令官エンリルに替わる地位である。ハランの地で泣きじゃくりながら神々に自分への支持を要求するマルドゥク。息子ナブは地球人を扇動する。史上初の選挙戦。マルドゥクは、バビリで地球支配宣言を行う。
  • 王権の混乱・・・第1の地域では王権が混乱した。地球人都市と神々の都市で、持ち回りで、王権が頻繁に交代するようになる。
  • アブラハム・・・エンリルは夢の中で、使者であり謎の予言者ガルズに出会う。ガルズから来るべき惨禍と、惨禍を生き抜く地球人を選任するよう、お告げを受ける。エンリルは優秀な神官イブル・ウム(アブラハム)に目をつける。
  • 大いなる惨禍・・・マルドゥクの処遇をめぐる神々の決定。マルドゥクから空港を奪うために”7つの恐怖の武器”を投下。次の日、シュメルにもたらされた”邪悪な風”。ヨハネの黙示録の原風景の描写。

第14タブレット要約

  • 新たな地球支配者・・・エンリルはエンキに、惨禍についてあらかじめガルズによるお告げがあったことを告げる。「起きたことは万物の創造主の意思だったに違いない」「マルドゥクの野望によって種は蒔かれた。そこからどんな作物が実ろうと、彼が刈り取ればいいのだ!」捨て台詞を残し、司令官の地位をマルドゥクに譲る。自身の金採集ミッションを終わらせるため、エンリルは東の地へ旅立つ。
  • 永劫回帰思想・・・残されたエンキは一人黙考する。起きたことは運命だったのか?決定したことで変えられた宿命だったのか?地球での出来事はニビルでの出来事を反映していたのか?起きたことはまた繰り返すのか?過去は未来なのか?次々と思いが湧き上がってくる中、ニビルから始まり地球で行った自身の決断の全てを、記録に残すことを決意する。”未来”が”過去”の審判者となるように。

ゼカリア・シッチン 「地球の主」エンキの失われた聖書―惑星ニビルから飛来せし神々の記録 (超知ライブラリー) 徳間書店 (2008/2/1)

キリスト教聖書との関係

舞台や人物は異なるが、似たシーンが多い。たとえば

旧約聖書

  • 創世記でヘビがイヴをそそのかし禁断の果実を食べさせ、主がヘビと女に敵意を置いたという場面は、アラルが地球で果物を見つけて食べたとき、ヘビに遭遇して驚いた話と、原始的労働者創造の遺伝子(生命の木)操作と、マルドゥクとイナンナの敵対関係の話を合成したもの。「エデンのイナンナ」
  • 娘二人がロトに酒を飲ませ酔い潰れさせ、近親相姦して子を産んだ。(それはムリだろ)・・・イナンナがエンキを酔わせて「メ」を奪った場面と、エンキが人間の娘二人をナンパした話の合成。
  • ダビデが入浴中のバト・シェバを間男して妊娠させた。・・・エンキが入浴中の人妻バタナシュを間男し、ジウスドラを誕生させた。
  • エジプトでの十の災い・・・恐怖の武器による地上からの惨劇の記録。「振り返ると塩の柱になった」ソドムとゴモラ(死海の近くの石灰化した遺跡)、血の色の川(311以降、実際に海外で起こっている)。
  • モーセの十戒・・・上記物語のエンキによる口述筆記。つまり、十戒は契約ではない。
  • 大洪水・・・ノア=ジウスドラ
  • ヤハウェ・・・ヤー=エア=エンキ
  • 戦を導くヨシュア記の、無慈悲な「主」・・・マルドゥクの子分を皆殺しにしたイナンナ
  • 創世記の、邪悪な蛇の頭(かしら)を砕く、女の末(すえ)・・・エジプトの長子(=マルドゥク)に復讐する、イナンナの子孫
  • 「お前たちは契約を守らないから、人糞でパンを焼いて食え!」選民たちは、なぜ「主との契約を守らない人々」だったのか?旧約聖書とは、マルドゥクとイナンナ、相対立する神々に翻弄された、ニンゲンたちの記録ではないのか?むしろ2人の神々が、人間に対して、夫々勝手な命令を出していたのだろ。

など。当時の人間が実際に見た歴史に重ね合わすように、物語が組み替えられている。通常のニンゲンは五感で感じた事しか認識することが出来ないのだ。

新約聖書

学術的内容と性的描写を完全に取り除き、全く違う物語になってしまった。精神的に未熟なニンゲンでも物語として読めるよう組み替えられた。子ども向けの昔話的なもの。

  • 登場する神々は、顔を出さないときは天使、人間に接する男性はイエス、女性はマリア、指示を受けるときは「主」で処理。
  • イエスは、エンキとイナンナとドゥムジとジウスドラの複合キャラ。奇跡を説いたのはエンキ。磔刑三日後に復活は、イナンナのアブズ行き(冥界下り)。そして「夜の悦びの家」ギグ・ヌでの性の儀式による、ドゥムジの復活。
  • 処女懐胎は、遺伝子操作及び、エンキによる人妻バタナシュへの間男。
  • 洗礼者ヨハネは、エンキ。「洗礼」は大洪水(原始的労働者=約2万年前に滅んだネアンデルタール人?)。洗礼を受けたのは、エンキに命を助けられた、ニンゲン女性(バタナシュ)との間の息子、ジウスドラ(ノア)。その容貌が色白で、青い目のジウスドラは、「人の子にして神の子」なので、イエスのモデル。
  • イエスが説いた「奇跡」は、シュメルでの人間に対する教育(幾何学、科学技術、芸術など)。
  • イエスの一番弟子ペテロは、エンキが次の時代の支配権を与えたかった、長男マルドゥク。
  • 「イエスの愛しておられた弟子」使徒ヨハネは、エンキが最も愛していた末っ子で、兄マルドゥクに殺されたドゥムジ。ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」では、亡ドゥムジの替わりに女性(婚約者マリア=イナンナ)がイエスの左に描かれている。
  • 「ヨハネの黙示録」は「恐怖の武器」7発を投下したときの描写。獣は神々を示すシンボル。「年を経たへび」はピラミッドに幽閉されたのち「帰れない土地」へ追放され、支配宣言のため戻ってきたマルドゥク。「しし」はイナンナ。「一羽のわし」はニヌルタ。「ほふられた子羊」はドゥムジ。「小羊の妻なる花嫁」はイナンナ。
  • 黙示録9:11「彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。」=下の領域の君主、ネルガル(別名「エルラ」:”全滅させる者”の意)=政治上の役職として、オアシス都市を殲滅し、「草原の道」で東西交易を発展させた、モンゴルの大魔王「ジンギスカン」。また、日本では、初めて武士道を導入し、比叡山を焼き討ちした、アポローン「信長」など。=2001年(1999年説より修正)に復活させるとされた、「アンゴルモアの大魔王」(とある有名な予言書による)。
  • イエスが言う「汝の敵を愛せ」は、長男マルドゥクを許さず、マルドゥク派都市への「恐怖の武器」使用を支持した他の兄弟と、イナンナへの嘆き。
  • 「わたしはアルパであり、オメガである」は「過去は未来なのか?最初にやってきた彼が、最後に去ってゆく彼となるのだろうか?」というエンキの自問自答。
  • イエスの死後に弟子を騙ったパウロの思想は、マルドゥクがエジプトでの人間統治のために発明したもの。天国と地獄、善悪の分離、勤労の美徳、復讐の禁止(イナンナ派の封じ込め)。つまり、「法」のねつ造。

など。

重要なのが、時系列。史実と合わせて

  • シュメルの神々の治世=洗礼者ヨハネ(大洪水前)~イエス
  • マルドゥクの治世=パウロ

となっている。ニーチェが指摘するように、パウロとイエスの思想が全く異なる訳。全般に言えることは、オリジナルストーリーでは歴史書として残されたものが、聖書では「神との契約」にすり替えられてしまった。

ところでローマン・カトリックはパウロ教。現代の法律(成文法)の思想とロジックは聖書のパウロ起源。現代人の大多数に影響を及ぼしているのが、パウロ。

パウロとは何者か?時系列で見れば、イエス(エンキ)が「天国の鍵」(支配権)を与えた弟子(長男)のマルドゥクが、ヨハネの子シモン・ペテロ。パウロは、地球人に対しマルドゥクへの支持を扇動した、マルドゥク(ペテロ)の子「ナブ」(Navigate:導く意、の語源)と考えられる。ナブがマルドゥク崇拝を宗教化。

大洪水(洗礼)のときジウスドラ一家を救ったのが、洗礼者ヨハネとしてのエンキ。人妻を間男してジウスドラを誕生させたのは、聖霊により洗礼を与えたエンキ(イエス)。聖霊とは、「エンキの精子=遺伝子」。ぐげー。ヨハネから首を取った女は、色仕掛けで酔わせて支配権を奪った、イナンナか。

聖書では物語のシンプル化のため、神々をまとめて一人の「主」として処理。未熟なニンゲンから見れば、彼らは全て「神」なのである。いろいろな「主」が、物語の中でバラバラの意見を言っていたのでは、未熟なニンゲン達が混乱してしまう。教育のため、敢えて物語をシンプル化させた。

悪魔は神であ~る!分霊(わけみたま)トリック

分霊(わけみたま)は、日本神話において神霊を複数に分ける、同じ神を複数の神社に祀る為に用いるテクニック。また、同じ神であっても、穏やかな霊と荒っぽい霊を、和魂(にぎたま)と荒魂(あらたま)に分離する。

欧米も似ている。キリスト教の「悪魔」は、神々を分霊した、荒っぽい部分。荒っぽいのを、ニンゲン心で「悪」と決めつけてしまった。やぎ座のカプリコルヌスはエンキ。ルシファーはエンキとイナンナ。アスタロトとベルフェゴールはイナンナ。サタンとベルゼブブはマルドゥク。アザゼルはイギギのボス、シャムガズ。バフォメットはエンキとイナンナのシンボルを組み合わせたもの=ディオニュソス。

日本神話との関係

世界文明がシュメルから始まっている(=ワンワールド文明)のだから、当然、日本神話との関わりも見出せる。

  • イザナギとイザナミの国産み→柱をぐるぐる回る=エンキとニンフルサグが遺伝子操作によりニンゲンを創ったことの比喩。シナの「伏羲と女媧」の絵に同じ。
  • 神産み→太陽系のはじまり?「天空の神々」太陽、ティアマト(地球)、二ビルetc
  • 淡路島→地球開拓を始めた場所。日本と中東の地形を相似的に見る(当時の瀬戸内海は陸地)と、シュメルのエリドゥあたり(紀伊水道=ペルシャ湾)が淡路島。
  • ヒルコを流す→蛭子=ヘビの子=エンキの子。ジウスドラ一家を除く地球人を、大洪水で流す=洗礼。
  • イザナミの冥界下り→ドゥムジの遺体を引き取りにゆく、イナンナの冥界(アブズ)下り。
  • 「見るな」というのに姿を見てしまうと、化け物になって追いかけてきたイザナミ。→生き返ったイナンナが恋人を殺された復讐のため、マルドゥク信奉者の大量殺戮を行う、おっとろしい女になった。(あるいはティアマト?)
  • スサノヲが神殿にウンコを撒いた→マルドゥクが神話を書き換え、唯一最高神「ラー」を名乗り、地球人を煽動した。
  • 天岩戸を閉める→マルドゥクをピラミッドに閉じ込める。宇宙基地に恐怖の武器を落としてマルドゥクを地球に閉じ込める。神の時代の記憶と技術を、地球人に隠す。
  • アメノウズメのエロダンス→アヌ王が地球にやってきたとき、イナンナが歌い踊った。アヌ王に気に入られ、「天の女主人」の称号を与えられる。
  • ヤマタノオロチ→イナンナがエンキを酒と色仕掛けで酔いつぶれさせ、「メ」を奪った。イナンナのシンボルは八芒星(金星)。ヘビはエンキを象徴。草薙の剣=精鉄のメ(技術)=ヒッタイト。
  • スサノヲ→イナンナ、マルドゥク等シュメル神の荒魂。
  • ツクヨミ→月を観測し、最初に1か月の期間を定めたエンキ。
  • アマテラス→女性としてはイナンナ。男性としては命令の主、神聖数50のニヌルタ?
  • オオクニヌシ→イノシシに殺された=マルドゥクに殺されたドゥムジ。ギリシャ神話のアドーニス(マルドゥク=アレース、聖獣は猪)。

などなど。

挙げてゆくとキリがないが、構造上、天皇家の歴史に、シュメル神話のシーンを織り交ぜている。天皇家の隠された歴史(落合莞爾氏の研究。ウバイド=アヌンナキ血統か?エンキの思想と國體の思想がよく似ている)を辿るようにも読めるし、シュメル神話を想起させるようにも読める。話が全て今の日本領土内での歴史とは限らない。

科学的考察

なぜ大気の穴を金で補修出来るのか?

なぜアヌンナキたちは金が必要だったか?最初、彼らは火山の噴火が二ビルの大気を作り出していると考え、火山に核ミサイルを投下し、噴火による補修を試みたが、失敗した。その後、科学者が金を粉砕して空に撒く方法を思いついた。

なぜ火山が噴火するのか?のメカニズムに、ヒントがある。雨天では空からカミナリが落ちるが、噴火のときには、地上から上空に向かい、カミナリが起きる。

電気的宇宙論で考えると、惑星単位は、大気圏の上空はプラス帯電で、地面がマイナス帯電。上空のプラス帯電に穴が出来れば、空気は抜けてしまう。そこで、細かく粉砕した電導物質(金)を、上空のプラス帯電域に撒く。更に、金を撒いた箇所に、電気を飛ばしたのだろう。上空のプラス帯電が強くなれば、下からはマイナスが噴き出す。火山も噴火する。唯一の奇蹟の達成には、「上の如く、下も然り」。

しかしニコラ・テスラが語ったように、使い方によっては惑星が壊れてしまう、ヒジョーにデリケートな技術。使い方によっては、スターウォーズの「デス・スター」になってしまう。一度文明を滅ぼしてしまった「邪悪な風」の制御方法も知らないくせに、チンコ・ミサイルや原料製造用の原発を並べて威張る、ステータス・ゲームに明け暮れる「サル達」には、絶対に教えられない。私は、緑板を研究してた、ニュートンのあたりからスピン・コントロールがかけられていると疑っているのだが(この原理が隠された故、電磁気力による重力コントロールが出来ないから、当然アポロ11号乗組員は、放射能が降り注ぐ宇宙空間、ヴァン・アレン帯を超えての、月面までは行ってないだろうし、人類は地球に閉じ込められたままなのである)、例のモノは既に完成してしまったし、もういいのだろう。誰にも勝ち目は無い。てゆーか、そんなモノが出来てるって事は、今度は地球がヤバい状況なんじゃね?CO2とか温暖化なんぞ問題にしてる場合じゃねーだろ。真逆。

既存のシステムが崩壊する理由

最後に、この物語によって既存の制度が崩壊する理由について述べておく。現在の民主主義国家制度、法制度、学問、それらを統括する権威全般のベースは、キリスト教聖書に存在する。

近代の「法」とは、その起源を遡ると、旧約聖書の「十戒」の物語に辿り着く。神と人間の「契約」。これをベースに、神と人間の契約を「国家と国民の契約」に転換させ、現在の国民国家がある。法律での善悪の概念も、聖書で語られた内容から導き出されたものである。聖書からフィクションとしての「自然法」「社会契約説」が導き出された。(信じられないだろうが、真実である)

しかも、聖書といっても、実社会に採用されたのは、イエスの思想ではない。ドイツの天才哲学者、フリードリッヒ・ニーチェが指摘したように、パウロの思想。自由人イエスの思想と、既得権権威主義者パウロの思想は、まるで違う。たとえば、「権威に従え!(既存の権威崇拝主義)」「働こうとしないものは食べてはならない(勤労の美徳)」。これらが全て「嘘っぱち」であるからして、現在のメインストリーム思想は、基礎から全て「嘘っぱち」だったことになる。

最初の基礎から嘘っぱちペテンであるからして、官僚(官吏)が、マスコミ使ったマッチポンプで、自分らの都合の良いように規制法案や増税法案を勝手に作るような、詐欺行為を働くようになるのだ。そんなペテンを尊重する必要など微塵もないし、彼らが自分都合で言う”コンプライアンス”とか”コレクトネス”など、”クソ喰らえ”である。そんなものは、もはや「役に立たないもの=悪」として撃ち崩すのが、神の意志なのだ。

「石の塔」じゃなくて、「レンガの塔」。2000年の迷信。迷惑な話だ。

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