エンキの失われた記憶

エンキ

今の体制が全てひっくり返るという意味において、きわめて危険な書物。近現代の政治・経済・法、学問(science)すべてのベースであるキリスト教聖書の、オリジナル・ストーリー。言語学者ゼカリア・シッチン氏が復元した、シュメール神話の集大成、「エンキの失われた聖書」を、大雑把に要約。

紀元前2024年、シュメールの都市に”大いなる惨禍”が起こる。それから7年後、2月の10日目、主エンキが、惨禍を生き延びた筆記者の長をエジプトの隠れ家に呼び寄せ、40日40夜かけて、14枚の石板に物語を刻ませた。(どこかで聞いた話だ)

ストーリーの要素はキリスト教聖書と似ているが、登場する神々のイメージは、全く異なる。この物語に登場する神々は、自分の欲望に忠実で、問題をテクノロジーで乗り切ろうとした。(”奇跡”とは、人間の想像に及ばなかったテクノロジーのこと)つまり、聖書の偽善な神のイメージは嘘っぱち、だ。

嘘かホントか、やがて明かされる。世界中、科学では説明のつかない物証だらけ。”主”が語っていることを、無視は出来ない。嘘だとしても、それは権威主義、宗教が全部嘘だったという事だ。

神々はどこに行ってしまったのか?我々に混ざってしまったのだろう。

第1タブレット

  • マルドゥク訴追と、ニビルの”恐怖の武器”・・・反逆者、エンキの長男マルドゥクに対する、神々による制裁決定場面。マルドゥクを擁護する者は、エンキ以外誰もいない。エンキの息子でマルドゥクの弟ネルガルは、自ら禁断の兵器7発の使用を、神々に求める。ネルガルはエンキから視線を背けた。兄弟によって始められる最終戦争を、言葉なく嘆くエンキ。シュメールが滅ぶ核戦争が始まる。
  • ニビル王10世代史・・・神々の故郷、ニビルの歴史。繰り返された王権争い、種子の法と継承の法、2つの法による王位継承の混乱。
  • 金による惑星救済・・・ニビルにおいて金が命がけで必要であった理由。ニビルの空に空いた大気圏の穴と人類絶滅の危機。金を細かく粉砕し、大気圏に散布する補修計画。

第2タブレット

  • 最後の王権争い・・・アヌとの王権争いで敗れたアラルが黄金の星地球に逃亡。地上に降りたアラルは、果物を見つけて食べてると、足のない奇妙な生き物、ヘビに遭遇。地球に金の埋蔵を確認。
  • 太陽系創世秘話・・・太陽系惑星と地球誕生の秘密。惑星ニビルとティアマトの、天空での戦い。ティアマトの半分が火星の外側小惑星群に、半分が火星の内側、地球に。ニビルにより生命の種が地球にもたらされる。

第3タブレット

  • 地球調査団・・・調査団の宇宙旅行。水推進エンジンの宇宙船。アヌの長男エアを長とする調査団が地球に到着し、植民地設営開始。
  • 地球開拓使・・・一週間のカウント、7日目の安息日のはじまり。エアが期間の”月”を読み、定めた。地球最初の都市エリドゥが築かれる。

第4タブレット

  • 命令の主と地球の主・・・アヌ王の来訪。アヌとエアとエンリル、3人の支配権の、くじ引きによる決定。ニビル王はアヌ、地球司令官はエンリル。支配権が与えられない長男エアは、”地球の主”の名誉称号が与えられる。
  • アヌとアラルの裸相撲再決戦・・・勝負にはアヌが勝つが、アラルがアヌの陰茎を食いちぎる。7人の賢者の裁判による、アラルの火星への追放と孤独な死。

第5タブレット

  • 地球植民生活・・・大気圏補修の成果が、ニビルから伝わる。アヌは地球にいる英雄たちをアヌンナキ、火星基地の英雄たちをイギギと名付ける。植民の本格化、調査団の家族の到着。
  • 反動・・・重労働による労働者の反乱。イギギの監督者アンズのクーデター、アフリカ採掘現場の労働者の反乱が起こる。

第6タブレット

  • 人類創世・・・類人猿の遺伝子操作による”原始労働者”の作製。数々の失敗ののち、エンキの妹ニンマーの子宮を借り、色黒の男児アダムゥが誕生。アヌンナキとの違いは、男性器が皮膚で覆われていることが語られる。続けてアヌンナキの女性により、労働者が出産される。これでは女性に負担がかかる、アダムゥの妻を作ることにした。アヌンナキと同じ肌の色の女児、ティ・アマトの誕生。妊娠が起きなかったが、エンキの子ニンギシュジッダの助言により、アダムゥとティ・アマトに染色体を1本づつ付与。生殖能力を獲得。
  • エデン追放・・・エンリルは”エンキは自らを創造主と勘違いしている”と、怒る。アダムゥとティ・アマトをエディンからアブズ(アフリカ南部)へ追放。

第7タブレット

  • 地球世代の誕生・・・エンリルの孫イナンナとウツが地球で生まれる。
  • スターゲイザー・・・エンキによる空の時間の尺度、ニビルの動きにより地球上に”アヌの道”、”エンキの道”、”エンリルの道”を定め、それぞれに12の星座を割り当てた。
  • ホモ・サピエンス・・・”原始労働者”がサルへ先祖返り。次々と野生に戻る。欲望と問題解決、エンキは人間娘をナンパ、自然交配による、文明化した地球人、アダパとティティが誕生。

第8タブレット

  • 宇宙旅行・・・アヌ王はアダパをニビルへ招待する。ニンギシュジッダに渡されたメッセージ・ディスクで、アダパがエンキの子であることを知る。息子の女癖の悪さに呆れるが、法で愛人は認められていた。
  • 神の子羊・・・ニビルの家畜と作物の種が地球に持ち込まれる。地球人への農耕・牧畜の伝授、飽食の時代の到来。
  • カインとアベル・・・アダパの子孫、農夫カ・インと牧夫アバエルの争い。カ・インにエンキの祝福がなかったことで、カ・インはアバエルを殺害。カ・インは髭の生えない遺伝子操作を受け、東の海の向こう(南米)へ追放される。

第9タブレット

  • 処女懐胎の秘密・・・エンキは美しい人妻バタナシュを気に入り、入浴中に間男する。奇妙な、白い肌の子、ジウスドラが誕生。バタナシュは夫に真相を明かさなかった。
  • ネフィリム・・・エンキの長男マルドゥクと人間娘が結婚。火星労働者イギギも同様に地球人の妻を望む。シャムガズが扇動し、集団レイプ事件を起こす。結果、劣化人類の増殖と飢餓がはじまる。

第10タブレット

  • ノアの洪水・・・ニビルの地球接近による大洪水。エンリルは大洪水を利用し、地球人の抹殺を計画する。エンキの前に現れた、謎の予言者ガルズ。エンキはジウスドラの小屋に向かい、船を作るよう、ガルズからのお告げを示す。エンキは動物の種を集める。大洪水の恐怖。7日の洪水と40日の雨。彼らが築き上げた都市は、全て流されてしまう。水が引き、エンリルはジウスドラ一家を発見。エンキに怒るが、後々を考え、地球人の繁殖を認める。
  • ピラミッド建立の真相・・・ニンギシュジッダによる空の灯台エクル(ピラミッド)建設。マルドゥクは、スフィンクスは支配者の自分の顔であるべきだ、と主張。

第11タブレット

  • 争いのはじまり・・・イギギのボス、シャムガズが仕掛けた、マルドゥクの子、サツが兄アサルを暗殺。シャムガズの娘でアサルの妻アスタはアサルの遺体から取り出した精子で妊娠。生まれた子ホロンを戦士に育て、アサルの復讐を遂げる。
  • 恩讐・・・エンリルの孫娘イナンナとエンキの末っ子ドゥムジの婚約。エンリル家とエンキ家は両家の和解を期待する。ドゥムジの約束された支配権に嫉妬したマルドゥクは、ドゥムジを謀殺。
  • イナンナの冥界下り・・・ドゥムジの遺体を引き取るため、イナンナは冥界(アブズ=アフリカ南部)へ行く。イナンナの、夫ネルガルとの浮気を疑う姉エレシュキガルは、イナンナを殺害。あらかじめ救援を要請されていたエンキは密使を派遣、3日後にイナンナは仮死状態から復活。イナンナはドゥムジの遺体に赤い経帷子を着せ、岩穴の中の石板に安置する。ドゥムジの目覚めの時を待つために。
  • 帰れない土地・・・マルドゥクの行為をめぐり、エンリル家とエンキ家で戦争が起こる。エンリル家のニヌルタとイナンナは、マルドゥクをエクル(ピラミッド)内部に追い詰める。マルドゥクを生き埋めによりゆっくりと殺害する計画であったが、マルドゥクの妻サルパニトの懇願により、支配権を主張しないことを条件に、救済。その後、マルドゥク一家は”帰れない土地”へ追放される。

第12タブレット

  • 4つの地域・・・人類は再度繁殖する。アヌの地球訪問。人類とアヌンナキのため、4つの地域を制定。エンリル一族の第1の地域シュメール、エンキ一族の第2の地域エジプト、イナンナの第3の地域インド、アヌンナキだけの第4の地域(シナイ半島?)。
  • 地球年のカウント・・・海の向こうでの金塊と、新しい金属の発見。地球年でのカウントの開始。
  • 酔っぱらいの神・・・イナンナはエンキを色仕掛け、ビール飲み競争で酔っぱらったエンキは、”メ”(支配ツール)を盗まれる。
  • バベルの塔・・・マルドゥクはイギギの子孫を唆し、バベルの塔を築く。エンリルによる罰、人類の言語の混乱。
  • 一神教のはじまり・・・マルドゥクが第2の地域で弟ニンギシュジッダ(トート)を追放、最高神ラーを名乗る。エンキはマルドゥクに”牡羊座”を割り当てる。第2の地域は繁栄、アヌンナキたちは勇気付けられた。

第13タブレット

  • 失われた愛・・・ドゥムジの復活を夢想するイナンナは、ボーイハントに熱中、英雄たちをベッドに誘うが、ほとんどの者は朝には死んでいた。第3の地域は文明が花咲かなかった。
  • ギルガメッシュ叙事詩・・・英雄ギルガメッシュの冒険譚。彼はニビルでの不死を望む。バイオロボット・エンキドゥによるエンリルの兵器・”天の雄牛”の殺害と、ヘビに盗まれた、祖父ジウスドラの長寿の植物の秘密。
  • 天国と地獄の二元論・・・ほとんど人間であるギルガメッシュがニビルへ行くことを望んでいるのを見て、マルドゥクは自分の国の王たちも来世でニビルに旅をさせようと考え、”天国と地獄”(死者の書)のアイデアを思いつく。
  • イナンナの野望・・・イナンナは亡夫ドゥムジに替わっての”第2の地域”統治権を主張する。イナンナ軍による”第2の地域”侵犯事件が起きる。
  • 扇動者・・・いっぽう、マルドゥクは自身の”牡羊座の時代の到来”を主張する。すなわち彼が望んだのは地球司令官エンリルに替わる地位である。ハランの地で泣きじゃくりながら神々に自分への支持を要求するマルドゥク。息子ナブは地球人を扇動する。マルドゥクはバビリで地球支配宣言を行う。
  • 王権の混乱・・・第1の地域では王権が混乱した。地球人都市と神々の都市で、持ち回りで、王権が頻繁に交代するようになる。
  • アブラハム・・・エンリルは夢の中で、使者であり謎の予言者ガルズに出会う。ガルズから来るべき惨禍と、惨禍を生き抜く地球人を選任するよう、お告げを受ける。エンリルは優秀な神官イブル・ウム(アブラハム)に目をつける。
  • 大いなる惨禍・・・マルドゥクの処遇をめぐる神々の決定。マルドゥクから空港を奪うために”7つの恐怖の武器”を投下。次の日、シュメルにもたらされた”邪悪な風”。ヨハネの黙示録の原風景の描写。

第14タブレット

  • 新たな地球支配者の誕生・・・エンリルはエンキに、惨禍についてあらかじめガルズによるお告げがあったことを告げる。「起きたことは万物の創造主の意思だったに違いない」「マルドゥクの野望によって種は蒔かれた。そこからどんな作物が実ろうと、彼が刈り取ればいいのだ!」捨て台詞を残し、司令官の地位をマルドゥクに譲る。自身の金採集ミッションを終わらせるため、エンリルは東の地へ旅立つ。
  • 主エンキの御言葉・・・残されたエンキは一人黙考する。起きたことは運命だったのか?、決定したことで変えられた宿命だったのか?、地球での出来事はニビルでの出来事を反映していたのか?、起きたことはまた繰り返すのか?、過去は未来なのか?、次々と思いが湧き上がってくる中、ニビルから始まり、地球での自分の決断の全てを記録に残すことを、決意する。”未来”が”過去”の審判者となるように。

既存のシステムを崩壊させるべき理由

最後に、この物語によって既存の制度が崩壊する理由について述べておく。現在の国家制度は、聖書に、そのベースが存在する。

近代の「法」とは、その起源を遡ると、旧約聖書の「十戒」の物語に辿り着く。神と人間の「契約」。これをベースに、神と人間の契約を「国家と国民の契約」に転換させ、現在の国民国家がある。法律での善悪の概念も、聖書で語られた内容から導き出されたものである。聖書からフィクションとしての「自然法」「国家契約説」が導き出された。(信じられないだろうが、真実である)

とどめは、嘘つきパウロの言葉、「権威に従え!(既存の権威崇拝主義)」「働こうとしないものは食べてはならない(勤労の美徳)」。これらが全て「嘘っぱち」であるからして、現在のメインストリーム思想は、最初の基盤から、全て「嘘っぱち」だったことになる。

基盤から嘘っぱちペテンであるからして、官僚(官吏)がマッチポンプで自分らの都合の良いように規制法案や増税法案を勝手に作るような、詐欺行為を働くようになるのだ。そんなペテンを尊重する必要など微塵もないし、彼らが自分都合で言う”コンプライアンス”とか”コレクトネス”など”クソ喰らえ”、である。そんなものは、もはや「役に立たないもの=悪」として撃ち崩すのが、神の意志なのだ。

投稿: 更新:2018/04/01 by

XM
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